2020年8月15日号
地区役員の改選時期にあたることから,「地区医師会長への連絡依頼事項」を配布し,会員の入退会に関する諸手続きなどについて,円滑な運営が行えるよう改めて協力を依頼した。
6月下旬から7月中旬にかけての社会・医療保険状況について,◆厚労相は22 年中に電子処方箋の運用開始を目指す,◆オンライン資格確認等システムの導入について,全国の医療機関を結ぶ広範なネットワーク化に期待も医療機関側の現場負担が課題,◆社会保険診療報酬支払基金はオンライン資格確認のポータルサイトを開設といった話題を中心に説明した。
7月7~21日の宿泊療養の入所者・感染者数を報告するとともに,地区医師会・専門医会の先生方に対して,宿泊療養者の診療の協力等を求めた。
今般,感染リスクの低い唾液検体によるPCR検査が認められ,かかりつけ医でも比較的安全に検体採取の実施が可能となったことを報告。
また,本検査は行政検査であり,患者の自己負担が公費で賄われるため,行政との委託契約が必要であると説明。そのため,府医が会員医療機関からの委任を受け,京都府・市との集合契約により,PCR検査を実施する検査協力医療機関となるための委託契約を締結することになるとした。集合契約に参加される医療機関については,応募要件や留意事項等をご確認の上で,委任状の提出を呼びかけた。
左京の原山庶務担当理事より,府医のPCR検査センターでは,海外渡航者に対する自費のPCR 検査は実施しているのかの質問が出された。
禹府医理事は,府医のPCR検査センターでは,有症状者および妊婦のみ取り扱っており,海外渡航者の陰性証明のための検査は受け入れていないと応答した。
京都市では,本年10月1日から,新たにロタウイルスワクチン予防接種を定期接種として開始することを報告。
京都市における予防接種協力医療機関を募集するとし,協力いただける場合には,8月21日(金)までに承諾書に必要事項を記入の上,府医地域医療3課までFAXにて送信いただくよう依頼した。
京都市では,令和2年10月1日から,「異なる予防接種を受ける際の接種間隔」の規定が一部変更されたことを報告。
また,医師(接種医)が認めた場合,異なるワクチンを同時に接種することは可能であることを説明した。
京都市胃がん検診について,胃内視鏡検診の普及もあり,受診者が激減し,胃X線検診の撮影がすべてデジタル化したことにともない,施設検診の読影時に車検診の撮影分も合わせて読影することが可能になったことを説明した。
8・9月に予定している府医学術講演会を紹介し,参加を依頼した。