2020年2月15日号
１月29 日の中医協総会に令和２年度診療報酬改定の個別改定項目（短冊）原案が示されました。機能強化加算は，掲示等の情報提供に係る要件が見直され，掲示事項の追加に加え，掲示内容を文書で受付などに置くことや求めがあった場合には患者に交付することとされています。また，かかりつけ医から紹介された患者の診療情報を紹介元のかかりつけ医に提供したことを評価する診療情報提供料（Ⅲ）が新設されています。その他，小児科外来診療料は，対象患者が６歳未満に拡大する一方，施設基準の届出や処方を行わない場合の取り扱いが見直されるとともに，小児抗菌薬適正使用支援加算が月１回に限るとされています。調剤料，処方箋料の一般名処方加算，調剤技術基本料も見直される見込みです（１月30 日時点）。２月初旬に中医協が厚労大臣に答申した点数等の詳細は，府医ホームページのお知らせ欄または厚労省ホームページをご参照ください。なお，３月初旬に示される通知等により取り扱いが変更されることがあり得ることにご留意ください。