2020年10月15日号
今般,標記調査の実施について,日医を通じて府医に協力依頼がまいりました。
本調査は,平成30年度の薬価制度の抜本改革等により,2年に1度の薬価改定の間の年度においても薬価調査を実施することが定められたことにともない,薬価改定の基礎資料等を得ることを目的として実施されるものです。
日医では,新型コロナウイルス感染症に対応している医療現場の状況を鑑み,中医協において,調査結果については例年以上に慎重に検討した上で,それに基づく薬価改定の是非については改めて検討すること,および医療現場への十分な配慮をして調査を実施することを条件に了承し,今回の調査に協力することとしたところです。
すでに,調査対象施設に対しては,厚労省の委託業者より直接調査票が送付されているところです。本調査は強制されるものではありませんが,調査結果は,中医協における検討の際,医療現場の実態を把握するための重要なデータとなりますので,主旨ご理解の上,ご協力ください。
記
◆令和2年度医薬品価格調査
1.調査の目的
健康保険法の規定により厚生労働大臣が定める「使用薬剤の薬価(薬価基準)」の改正の基礎資料等を得ることを目的とする。
2.調査対象品目
令和2年9月取引分の薬価基準に収載されているすべての医薬品
3.調査事項(購入サイド)
品目ごとの購入価格,購入数量,購入先の医薬品卸販売業者情報(業者名,本店・営業所名)
4.調査の対象及び客体数(購入サイド)
・病院の全数から,層化無作為抽出法により40分の1の抽出率で抽出された病院を対象(調査客対数 約210客体)
・診療所(歯科診療所を除く)の全数から,層化無作為抽出法により400分の1の抽出率で抽出された診療所を対象(調査客対数 約260客体)
※新型コロナウイルス感染症に対応している現場の負担を鑑み,調査の対象となる医療機関の数は例年の約半数
5.提出期限
令和2年10月30日(金)
6.委託業者
株式会社インテージリサーチ