2021年4月1日号
会報担当理事 大内 景子
京都府医師会の会員の先生方におかれましては、このコロナ禍での診療および医師会活動の状況が大きく変化している現在、心身ともにお疲れのことと存じます。まずは医師会の活動に積極的に取組んでおられる先生方に心より感謝申し上げます。
さて、今回の地区だより、下京西部医師会の活動状況についての執筆を小笠原宏行会長からのご指名により会報担当理事のわたくしが紹介させていただくことになりました。現在どの地区も、いや日本中、世界中がコロナウイルス感染拡大により、この約1年、これまでの活発な医師会活動は通常どおりできず、ただひたすら感染防止策に追われた1年を過ごされたことでしょう。
現在当医師会は2021年3月現在A会員136名、B会員204名、C会員4名、D会員25名の総数369名で10の班に分けております。11の委員会を構成し種々の活動をしております。救急指定病院も多数あり病診連携がしっかりと構築されています。また、病院や診療所の数、会員数が多いことに加え勉強熱心な先生方が非常に多いと感じてます。まずは当医師会が勉強熱心だと感じる学術の活動状況について触れさせていただきます。
・下京西部医師会生涯教育講演会:
病診連携講演会も含めほぼ毎月開催しております。各科の専門医の先生をお招きして近くのホテルの会場にて講演していただいておりました(現在はほぼ京都府医師会館でのWEB開催中です)。
・プライマリ・ケア教育の会:
コロナ拡大前は下西の事務所にて診察後、夜に開催しておりました。お弁当を申し込むと食事しながら参加できます。先生方のもつ症例などを発表していただき意見を交換する勉強会でしたがこれも現在はオンラインとなってしまいました。しかしオンラインのおかげで他府県の先生にもご講演いただく貴重な機会も頂戴できるようになり幅が広がっています。
令和2年度総会(ハイブリッド開催)
令和2年度総会(ハイブリッド開催)
・下西集談会:
一昨年まで毎年ホテルの会場にて大規模に開催しておりました。医師だけでなく下西地域の病院、診療所の医療従事者すべてが参加、発表できる場で毎年多くの演題があつまります。これにより多職種の医療現場での活動状況を詳しく知ることができます。本年度は初のオンライン開催となりましたが無事に終了しました。その他、最近ではコロナ対策として休日にWEB講習会も開催いたしました。次に、交流の場としては家族同伴での納涼会、職員や家族も参加の忘年会、医師新年会などの行事も一昨年まで実行してまいりました。検診業務として今年度は癌検診のみとなってしまいましたが通常は特定健診に力を注いでおります。その他紹介しきれませんが、市民公開講座、フォーラム、健康教室、まつり行事などをこれまで毎年開催し地域住民とのふれあいや交流に大変力を注いでおります。現在はこれらの沢山の活動がいつすべて通常どおり再開できるかの目途も立っておりませんが,今後も他の地区医師会の先生方、京都府医師会ともさらに交流を深めながらさらに発展することを願っております。そのためにも1日も早いコロナ終息を願うばかりです。
第33回下西集談会
京都&下西地域でのコロナ対策WEB講習会
最後に、現在の下京西部医師会の発展の背景には歴代会長の大変なご尽力と特別優秀かつ医師会に関することなら何でも即答できる物知り博士のような事務員の方々の存在があります。この場をお借りして心より感謝申し上げます。
一般社団法人 下京西部医師会
〒601-8452
京都市南区唐橋堂ノ前町15-9
エステート南ビル3F
TEL:075-693-3900 FAX:075-693-3911
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e-mail:shimonishi@ishikai.or.jp
会 長:小笠原 宏行
会員数:369人(2021.3現在)