2021年4月1日号
厚生労働省では,平成28年度より通所・訪問リハビリテーションデータ収集システム(VISIT),令和2年5月より高齢者の状態やケアの内容等データ収集システム(CHASE)を運用しており,令和3年4月1日からは,これらの一体的な運用を開始するとともに,科学的介護の理解と浸透を図る観点から,名称を「科学的介護情報システム(Long-term care Information system For Evidence;LIFEライフ)(以下,「LIFE」という)」とされました。
また,令和3年度介護報酬改定において,科学的に効果が裏付けられた自立支援・重度化防止に資する質の高いサービス提供の推進を目的とし,LIFEを用いた厚生労働省へのデータ提出とフィードバックの活用による,PDCAサイクル・ケアの質の向上を図る取組みが推進されることになり,介護報酬上の評価として,科学的介護推進加算を始めとし,LIFEの活用等が要件に含まれる加算が設けられました。
今般,厚生労働省より,LIFEの活用等が算定要件に含まれる加算の算定に必要な対応等が示されましたので抜粋してお知らせします。全文は府医ホームページ「介護保険情報」のページをご参照ください。
1.LIFEの活用等が算定要件に含まれる加算について
令和3年度介護報酬改定において,科学的介護推進加算を始めとし,LIFEの活用等が要件に含まれる加算が設けられます(次ページ参照)。詳細な要件等については,別に発出された通知・事務連絡等をご確認ください。
2.加算の算定に必要な対応等について
1の加算を算定するためには,LIFEへのデータ提出とフィードバック機能の活用によるPDCAサイクルの推進・ケアの向上を図ることが求められます。介護事業所等においては,具体的には,LIFEへの①利用申請手続き,②データ入力およびフィードバック機能の利用が必要です。
①利用申請手続きについて
LIFEはwebシステムであるため,インターネットに接続できる環境が必要です。また,利用するためには,以下のwebサイトから利用申請を行い,ID・パスワードの発行を受けることが必要です。
利用申請後,事業所にパスワード等が記載された圧着はがきが,簡易書留で送付されます。時期については,通常,毎月25日までに利用申請があったものについて,翌月の上旬にはがきが発送されます。
また,令和3年3月までにCHASEまたはVISITのいずれかを利用している場合は,ご利用のID・パスワードを4月以降,引続き利用することができます。なお,CHASEおよびVISITの両方を利用している場合は,4月以降,CHASEのID・パスワードを引き続き利用することができます(VISITのID・パスワードについては,CHASEのID・パスワードに統一されます。)。両システムのデータ等はLIFEに引き継がれます。
○CHASE(LIFE)の利用申請のURL(https://chase.mhlw.go.jp)
※令和3年4月以降は,以下のURLに切り替わる予定です。
https://life.mhlw.go.jp
○CHASEの操作マニュアル等のwebサイト(https://chase.mhlw.go.jp/help)
※令和3年4月以降は,以下のURLに切り替わる予定です。
https://life.mhlw.go.jp/manual.html
その他,データ提出の方法など詳細は本文をご参照ください。
また,LIFEの機能全般利用申請に関するご質問は,下記のE-mail宛にお問い合わせください。
【ヘルプデスク連絡先】
E-mail:chase@toshiba-sol.co.jp