保険だより – 公知申請に係る事前評価が終了し,医薬品医療機器等法に基づく承認事項の一部変更承認がなされた医薬品の保険上の取り扱いについて

 医薬品は,原則として承認された効能・効果および用法・用量を前提に保険適用されておりますが,保険適用を迅速に行うことでドラッグ・ラグを解消する観点から,一定の条件を満たした医薬品については,今後追加される予定の効能・効果および用法・用量についても保険適用を可能とする取り扱いが,平成22年8月25日の中医協総会にて了承されています。
 これを受け,下記の2成分4品目については,追加が予定された効能・効果および用法・用量についてもすでに保険適用されていましたが,今般,当該品目について追加が予定されていた効能・効果および用法・用量が,令和3年6月25日付で承認されたため,上記取り扱いによらず保険適用が可能となりました。これにより,当該品目の今後の使用にあたっては,新しい添付文書をご参照いただくこととなりますのでご留意ください。
 なお,詳細につきましては,京都医報3月1日号保険だより7頁に掲載していますので,併せてご参照ください。

1.一般名:ミコフェノール酸 モフェチル
  販売名:セルセプトカプセル250及び同懸濁用散31.8%
  会社名:中外製薬株式会社

2.一般名:ニトロプルシドナトリウム水和物
  販売名:ニトプロ持続静注液6mg及び同持続静注液30mg
  会社名:丸石製薬株式会社

2021年8月15日号TOP