地区だより 西京医師会

広報担当理事 中務 紗綾

 西京医師会は、西京区内の7つの病院と100余りの診療所により構成されています。総会員数は令和3年6月現在339名です。(A会員108名、B会員139名、C会員66名、D会員23名、研修医3名)
 前回の地区だより以降の当医師会の近況についてお伝えいたします。
 まず平成31年4月に当医師会の事務所を移転致しました。以前の事務所(上桂前川町)ではスベースが狭く(約56m2)駐車場も不十分となり、移転を検討しておりました。なかなか適当な物件が見つかりませんでしたが、旧山陰街道にあります樫原公会堂(樫原下ノ町)が旧建物を解体し、鉄骨造2階建てに新築されることになり、その2階部分を賃貸することになりました。平成30年7月から新築工事が始まり、平成31年2月に完成し4月22日に引っ越しを完了致しました。延床面積は約230m2で、その2階南側(約75m2)部分を賃借しております。2階には20人程度収容できる会議室、1階には50人程度収容できる大会議室があり、駐車場も14台以上の駐車が可能となっております。以前に比べると広々と使いやすく、一段と快適になりました。

新事務所

 令和2年6月13日に定時社員の総会にて笹部恒敏先生が第26代西京医師会会長となられました。しかしその1週間後に笹部先生が急逝されました。亡くなられた当日のお昼には、新体制となって初めての定例理事会に出席されたばかりでしたので、大変な衝撃を受けました。これまでのご活躍ならびに温かなお人柄もあり、会員一同大きな悲しみに包まれました。改めまして、笹部先生のご冥福をお祈り申し上げます。
 笹部先生の逝去を受け、同年7月25日の臨時総会で土井たかし先生が第27代会長に就任され、現在に至っております。この1年、新型コロナウィルス感染症関連の問題を中心にオンラインも活用しながら委員会活動を行っております。
 さて、当医師会は昭和45年(1970年)9月に右京医師会から独立し、「西山医師会」として設立され、その6年後の昭和51年(1976年)に新行政区として西京区が誕生したのをきっかけに「西京医師会」と名前を改めました。昨年は創立50周年という記念すべき節目の年となりました。その記念事業として令和3年1月17日に創立50周年記念式典、講演会、祝賀会を開催する予定でおりました。しかしながら新型コロナウィルス感染症の蔓延および緊急事態宣言もあり、中止となりました。この記念事業には特別委員会委員長の中路裕先生を中心に早い段階から着々と準備を進めていただいており、大きな節目となる記念式典を楽しみにしておりましたので大変残念な思いです。しかし、作成に全力を注いでいただいた創立50周年記念誌が先日完成致しました。当医師会のこの10年の歩みや病院紹介・会員プロフィールまた記念講演をしていただく予定だった北山修先生とのリモート対談の様子など264ページにわたる大変見応えのある記念誌に仕上がりました。

50周年記念誌

 新型コロナウィルス感染症に関する問題はまだまだ山積みではありますが、今後も連携を大切に迅速で柔軟な対応ができる医師会を目指し、ますます発展していけるよう努力してまいります。今後とも西京医師会をどうぞ宜しくお願いいたします。

一般社団法人 西京医師会
〒615-8177
京都市西京区樫原下ノ町8 樫原公会堂2階
TEL:075-393-5733 FAX:075-393-5644
H P:‌http://www.nishikyo-med.or.jp/
e-mail:nma5733@nishikyo-med.or.jp
会 長:土井 たかし
会員数:339人(2021.6現在)

2021年7月1日号TOP