2021年7月15日号
渡辺 康介(京都北)
俵 良裕(中京東部)
関沢 敏弘(下京西部)
○関 透(下京西部)
市田 哲郎(左京)
○伊藤 照明(右京)
北村 裕展(西京)
守上 佳樹(西京)
若林 寛二(山科)
◎西 俊希(伏見)
梅山 信(乙訓)
堀内 房成(宇治久世)
西垣 哲哉(福知山)
安井 俊雄(北丹)
梶 龍兒(京都府病院協会)
久野 成人(京都私立病院協会)
加藤小津恵(京都府訪問看護ステーション協議会)
中吉 克則(京都府介護支援専門員会)
(敬称略,順不同,◎=委員長,○=副委員長)
担当副会長 北川 靖 / 担当理事 田村 耕一・山下 琢・角水 正道・小柳津治樹
将来を見据えたオール京都で進める在宅医療
地域ケア委員会において作成した答申書が完成し,6月10日(木)に西委員長から松井府医会長へ手渡された。
今期の地域ケア委員会では,会長諮問事項である「将来を見据えたオール京都で進める在宅医療」について,各地区推薦の医師だけでなく,京都府病院協会,京都私立病院協会や訪問看護ステーション協議会,介護支援専門員会の関係職種にも委員としてご参画いただき,活発な議論を重ねた。
当初は「げんば」「まわり」「かがく」「みらい」の4つの切り口に分類し,それぞれに対しての細かな章立てや講師の人選を議論と同時並行で進めていくこととしたが,令和2年3月以降,新型コロナウイルス感染拡大のため地域ケア委員会は中止となり,7月に再開された委員会では新型コロナウイルス蔓延期の在宅医療・介護現場の問題点や,感染が拡大している状況の中で,非常時の対応として初診からのオンライン・電話による診療が特例的,時限的に認められたことをふまえ,将来を見据えた在宅医療という視点から,在宅医療におけるオンライン診療のあり方について議論を行い,委員会で取り交わされた意見を中心に答申書へとりまとめた。
今回の新型コロナウイルス感染症を通して,医療・介護連携や行政との連携のさらなる深化が必要であると痛感させられ,現在の危機的状況においても,高齢者だけでなく,生活に困難を感じているすべての人たちが安心して生活できるように保健所,行政も巻き込んだ,オール京都で地域包括ケアシステムの充実に取組んでいくことが喫緊の課題であるとし,『職種間,世代間の壁を超え,しなやかで強靭な連携をオール京都で深化させる』ことが提言された。
今期最後の地域ケア委員会では,在宅患者へ新型コロナウイルスワクチン接種をする際の注意点や準備物品等をとりまとめた。府医HPに掲載しているので是非ご活用いただきたい。
松井府医会長(左)に答申書を提出する西委員長(右)と
北川府医副会長(中央左),田村府医理事(中央右)