保険だより – 外国人対応に資する夜間・休日ワンストップ窓口事業ならびに希少言語に対応した遠隔通訳サービス事業について

 厚生労働省から標記について周知依頼がありましたのでお知らせします。
 「医療機関における外国人対応に資する夜間・休日ワンストップ窓口事業」は,都道府県単位で設置するワンストップ窓口の機能を補完するために,従前より厚労省が事業者に委託しているもので,今年度も2022年3月31日まで,平日は17時から翌9時まで,土日祝日は24時間,医療機関がコールセンター(03-6371-0057)に連絡(通話料負担)することで,所定の相談を受けることができるものです。
 また,希少言語に対応した遠隔通訳サービス事業は,2020年2月より,医療機関における外国人対応の支援と,外国人が安心・安全に受療することを可能とする観点から委託事業として実施されています。こちらも,2022年3月31日まで24時間の対応で,費用は最初の5分間が1,500円,以後1分ごとに500円(通話料は別)ご負担いただくこととなります。なお,サービス利用のためには,事前登録が必要となりますのでご留意ください。
 詳細は,厚労省ホームページ内「医療の国際展開」から各事業の内容をご参照ください。

◇夜間・休日ワンストップ窓口サービスの概要
・事業者:日本エマージェンシーアシスタンス株式会社
・外国人対応に関する課題が発生した際に,医療機関に対し,助言や情報提供をする窓口
・利用可能時間:平日17時から翌9時まで,土日祝日24時間
・窓口開設時期:2022年3月31日(木)まで
・電話番号:03-6371-0057(通話料は利用者負担)
・相談内容<状況の把握・情報整理>外国人患者受入れのための体制やフロー,用意する書類などのご相談など<支払いサポート>医療費の未収金防止対策など<院外機関情報提供・手続き説明>在留資格やビザについてなど<重篤案件対応の情報提供>転院や帰国医療搬送が必要になった際の,患者および医療機関で発生する手続きなど

◇希少言語に対応した遠隔通訳サービス事業の概要
・事業者:株式会社ブリックス
・民間サービスが少なく,通訳者の確保が困難な希少言語に対して,遠隔通訳サービスを提供
・利用可能時間:24時間
・窓口開設時期:2022年3月31日(木)まで
・対応言語:タイ語,マレー・インドネシア語,タミル語,ベトナム語,フランス語,ヒンディー語,イタリア語,ロシア語,ネパール語,アラビア語,タガログ語,クメール語,ドイツ語,ビルマ語,シンハラ語,ウルドゥ語,ベンガル語,モンゴル語 ※一部英語でのリレー通訳あり

2021年6月1日号TOP