委員会だより – がん登録事業委員会

 盛田 篤広(第二日赤)
 安川  覚(第二日赤)
 佐藤 誠二(京都市立病院)
 間中  大(京都桂病院)
◎山下 直己(三菱京都病院)
 三神 一哉(第一日赤)
 三尾 直士(京都医療センター)
 新藏 信彦(医仁会武田総合病院)
 川上 定男(福知山市民病院)
 崔  聡仁(舞鶴医療センター)
 河田 健二(京大)
 渡邉  功(府医大)
○大塚 弘友(消化器医会)
 髙井 浩志(産婦人科医会)

(敬称略,順不同,◎=委員長,○=副委員長)
担当副会長 谷口 洋子 / 担当理事 髙橋  滋・武田 貞子

京都府がん実態調査報告書2018年症例の作成について

 9月14日(火),第1回がん登録事業委員会が開催された。
 冒頭,松井府医会長は,「厚生労働省の厚生科学審議会がん登録部会では「がん登録推進法」の改正に向けた議論に着手し,現状の課題と必要な対応として,全国がん登録と院内がん登録の届出作業の一括化や全国がん登録の情報と他のデータベースを連携して活用できる仕組みについて検討されている。今後は,他府県の状況も考慮し,京都府のがん登録事業のあり方について活発な議論をお願したい」と挨拶。
 今期委員会は14名で構成され,委員長には山下直己氏(三菱京都病院),副委員長には大塚弘友氏(消化器医会)が選出された。
 委員会では,今年度の届出状況,住所異動確認調査,京都府がん情報の利用申請状況,ならびに遡り調査の実施状況について報告がなされた。
 また,協議では,2018年症例の「京都府がん実態調査報告書」作成について,京都府における経年変化を把握しつつ,近年の状況に見合った集計や京都府民にも役立つ報告書となるよう,内容の見直しについて議論された。全国がん登録の開始から5年が経過し,死亡情報のみで登録されるDCO割合は10年前の20%から,現在は2%となり精度は向上している。がん対策にも活用できるデータとなるよう,引続き京都府の協力のもと取組みながら,今後の京都府のがん登録事業のあり方について検討する。委員会は原則年4回開催される予定である。

2021年10月15日号TOP