2021年10月15日号
阿部俊太郎(京都北)
倉澤 卓也(中京西部)
有本太一郎(中京西部)
安田 雄司(下京西部)
○榎堀 徹(山科)
三尾 直士(伏見)
張田 幸(乙訓)
川上 明(宇治久世)
新田 哲久(宇治久世)
中所 英樹(綴喜)
◎下山 恵司(福知山)
髙山 浩一(府医大)
(敬称略,順不同,◎=委員長,○=副委員長)
担当副会長 谷口 洋子 / 担当理事 小柳津治樹,田村 耕一
9月15日(水),第1回の肺がん対策委員会が開催された。
冒頭の挨拶では,谷口府医副会長より委員就任への謝辞が述べられた。
今期の委員会は12名の委員で構成され,委員の互選により委員長には下山恵司氏(福知山),副委員長には榎堀徹氏(山科)が前期に引続き選出された。また,京都府,京都市,京都予防医学センター,システム担当のNOBORI社がオブザーバーとして出席した。
続いて,京都予防医学センターと事務局より肺がん検診の実施状況を報告。2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大にともない検診の中止や延期が相次ぎ,受診者数が京都府内(京都市除く)で前年比28%,京都市で77%低下した。2021年度は,緊急事態宣言などの影響で受診控えが見られるものの,9月現在の状況では,ある程度,受診者数の落ち込みから回復すると思われる。2020年度の発見がん数は,受診者数の減少に加え,「肺がん疑い」のまま確定されていない症例が増えたため,がんの発見率が低下した。今後,追跡調査を行い,結果の確認を進めていく。
また,今年度の肺がん検診研修会は11月20日(土)にWEB上で国立がん研究センター中央病院副院長の楠本昌彦先生に講演をいただいた後,2020年度の発見がん症例検討を実施することとなった。
今後の委員会では,肺がん検診の円滑な運営,受診率と精度の向上を目指し議論を続けていく。