2021年10月15日号
令和3年4月の介護報酬改定において,新型コロナウイルス感染症に対応するためのかかり増しの経費が必要となること等を踏まえた特例的な評価については,令和3年9月末までとされていました。
今般,厚労省において,10月以降の対応について,医療,介護および障害福祉分野における「感染防止対策の継続支援」がとりまとめられましたので,お知らせします。
介護分野においては,介護報酬で0.1%分を上乗せする対応は9月末で終了し,10月以降は補助金による対応となります。令和3年10月1日から12月31日までにかかる感染防止対策に要する費用について,地域医療介護総合確保基金の枠組みを活用し,基本報酬の0.1%特例の対象としていたすべての介護施設・事業所に対して支援が実施されます。
なお,介護分野についてのサービス別等に設定される補助上限や対象経費等の詳細については,追って示されるとのことであり,申請手続はできる限り簡素化を図ることを検討しているとのことですが,各サービス事業所等において,まずは感染防止対策の継続に係る領収書を保存していただきたいとのことです。