2022年4月15日号
後発医薬品をはじめとした医療用医薬品の供給不足が続き，医療提供に支障をきたしている状況を踏まえ，日医からは日本製薬団体連合会会長および日本製薬工業協会会長宛に文書にて，会員各社に引続き増産に努めていただくこと，医薬品供給の偏在防止およびきめ細やかな受注に早急に対応することを強く要望していたところです。
今般，これに対して，両団体会長より，日医からの要望内容を各社に周知徹底し，製薬企業各社の使命である安定供給確保に向けた最大限の対応を実施・継続するとの回答書が送付されましたので，お知らせします。
回答書では，すべての製薬企業が最大限の増産努力を実施することについて，両団体を通じて改めてこの努力をしっかりと継続することや，供給状況に関する情報提供のあり方等についても検討し，供給不安の早期解消を目指すことが示されています。
なお，日医では，今後も国および企業の取組みを注視し，継続的に進捗報告を求めるとともに，医薬品の供給状況の速やかな改善に向けて，国に対して提言していくこととしています。