2022年8月1日号
今般,厚生労働省より,日医を通じて2024(令和6)年4月からの医師の働き方改革の施行に向けて,各都道府県において,病院および有床診療所を対象として宿日直許可の取得状況等について調査を行うこととした旨,連絡がありました。
先般,実施された「医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査」(令和4年2月28日付厚生労働省医政局医事課事務連絡)では,回答のあった病院のうち,「副業・兼業先も含めた時間外・休日労働時間を把握している」と回答したのは3,613病院中1,399病院(39%)。また,宿日直許可について回答のあった病院のうち,「宿日直許可を取得していないが,申請する予定」と回答したのは529病院中234病院(44%)でした。
こうした結果を踏まえ,宿日直取得許可等取得状況調査を実施することで,令和6年4月からの医師の働き方改革の施行に向けて,各都道府県において,管下の各医療機関の労働時間の把握状況および宿日直許可の取得・申請状況について,医師派遣の状況と合わせてより詳細に把握し,労働時間短縮の取組みや宿日直許可取得に向けた支援を行うとともに,必要な地域の医療提供体制を維持できるよう取組みが進められます。
なお,大学病院の本院および防衛医科大学校病院については,複数の都道府県にまたがって医師派遣を行う場合があることから,別途,厚生労働省において直接に調査を行うこととしています。
つきましては,調査にあたり,不明な点がございましたら,京都府医師会学術生涯研修課(075-354-6104)にお問い合わせください。