医療用解熱鎮痛薬の安定供給について

 今般,標記について厚労省医政局医薬産業振興・医療情報企画課より,各都道府県等衛生主管部(局)宛てに事務連絡が発出されました。
 医療用解熱鎮痛薬については,今冬に想定される新型コロナウイルス感染症および季節性インフルエンザの同時期流行において,解熱鎮痛薬の逼迫が予想されることを受け,小児など必要とされている方へ適切な製剤が安定的に継続して供給できるよう,これまでから対応がなされているところです。
 本件は,これまでの対応とあわせて,小児用のアセトアミノフェン細粒やシロップ製剤の不足が生じた場合の対応を追加し,改めて,小児など必要とされている方へ適切な製剤が安定的に継続して供給されるために対応を依頼するものです。
 具体的に考慮いただきたい対応例としては,5歳以上で錠剤が服用できる患者への錠剤の使用を行うことや,必要に応じて処方医と薬剤師が相談の上,錠剤を粉砕し乳糖などで賦形して散剤とするなどの調剤上の取組みを行うことが示されています。

2022年12月15日号TOP