おしらせ – 「新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント(暫定版)」について

 厚労省が「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」の別冊を作成し,COVID-19罹患後症状についてとりまとめましたので,お知らせします。
 概要は下記のとおりです。詳細は厚労省ホームページ「新型コロナウイルス感染症について」の「医療機関向け情報(治療ガイドライン,臨床研究など)」からご参照ください。
 なお,暫定版であり手引きと同様に,随時,必要に応じて新たな科学的な知見を取入れ改訂が継続的に行われる予定であり,今後の改訂にともない内容も大きく変更される可能性があります。

概 要
●COVID-19の診療・治療等に関して,診療のアプローチ・フォローアップ方法について,医療従事者等の助けとすることを目的に,専門家が知見をとりまとめている「診療の手引き」の別冊として,罹患後症状についてとりまとめたものとして作成された。
●内容:
・WHOの定義:COVID-19の罹患後症状(いわゆる遷延症状あるいは後遺症)の紹介
・現時点の知見等を基にした,かかりつけ医等の医療従事者向けの診療や経過観察のあり方のまとめ
・かかりつけ医等がどの範囲まで対応し経過観察するのか,どのタイミングで専門医の受診を勧めるのか等について,各症状(呼吸器,循環器,嗅覚・味覚,精神・神経,痛み)ごとに記載
・小児へのアプローチや筋力低下等に対するリハビリテーション,および職場等への復帰に関する産業医学的アプローチも記載

2022年1月15日号TOP