2022年6月1日号
「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」が改定され,第5.2版が策定・発出されましたので,お知らせします。
同ガイドラインは,医療機関等における診療録等の電子保存に係る責任者を対象とし,「遵守すべき事項として,個人情報保護に関する方針の制定および公表,外部と個人情報を交換する場合の安全管理,ネットワークからの不正アクセス対策等」,「診療録等の電子保存にかかわる要求事項として,真正性,見読性,保存性の確保,電子署名を行う場合の要件等および受託機関の選定・責任の明確化等」,「診療録等をスキャナ等により電子化して保存する場合の要件等」について指針を示したもので,これまでも定期的に見直しが行われています。
第5.2版は,同第5.1版の公表以降も医療等分野および医療情報システムに対するサイバー攻撃の一層の多様化・巧妙化が進み,医療機関等に大きな影響が生じている状況から,理解を促すため実施すべき内容に直接関係する部分と,考え方や例示などの部分を分けて,本編と別冊に分冊化されました。
本ガイドラインおよびQ&A等が,下記の厚生労働省ホームページにてPDF形式で公開されていますので,ご参照ください。
記
「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.2版(令和4年3月)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00002.html