2022年10月1日号
会長 齊藤 治人
コロナ禍で当医師会の会員に変動があった。2020年3月31日、勝手に兄貴と慕う宮地吉弘前会長(宮地外科医院)が閉院された。会長になってからは時間を問わず、メール・電話・対面で大変多くのアドバイスをいただいた。また、右足の第5趾を骨折した時は時間外で診てもらい、整復に「1、2、3」で行くぞ!「2」で引っ張られ「えっ」と思ったらWOWOWのグッドドクターという番組でも同じようにやっていた。世界共通を知らなかった。また、コロナでここ3年行われていないが、私の地元の久美浜湾で年に1回「宮地杯」と言ってアジ釣り大会をしていた(写真は2019年7月)。アジ釣りといっても色々な魚(チヌ、スズキ、サバ、ヒラメ、コチなど)が釣れるが、アジ以外はポイントにならないルールで、一番多くアジを釣った人が優勝である。私は過去に魚以外、自分の耳の近くを釣った。返しがあり取れない。イヤリングなんて言っていたが、痛くなり下船後すぐ宮地先生に丁寧にとってもらった。北丹医師会学術講演会100回記念のお祝いに、花とケーキを学術担当の上田副会長、高原弥栄病院副院長に捧げるとともに、この症例を提示した。北丹、与謝医師会を問わず症例に食らいついて「釣り針のとり方」の持論を多くの先生が発言され盛大に会を終えた。
2021年8月には北部医療センター・耳鼻咽喉科から信原健二先生が『のぶはらクリニック』を峰山町で開業された。
2019年7月「宮地杯」
北丹医師会親睦旅行in金沢,白川郷 2019年10月
2022年3月31日、『高田医院』の高田和之先生が休院された(開業は平成6年7月、峰山町)。
先生は北丹医師会副会長をH9年~H13年、その後も、京都府医師会の社会保険担当、産業医担当理事等を歴任され、京丹後市福祉事務所嘱託医として、1/週で生活保護法に基づく医療扶助運営に係る業務や1/月の特別障害者手当、障害児福祉手当の障害認定等に出務や入所判定委員会の委員等市の色々な役職や数多くの学校医、産業医を担っておられた。宮地先生、高田先生が辞められ開業医では齊藤が一番の年寄りとなった。
2022年5月には竹田一徳先生が綾部市立病院眼科から峰山町で『竹田眼科』を開業された。このコロナ禍で2医院減って、2医院増えた。よって当医師会の医院の数は変わっていない。
2022年3月31日 高田医院にて
京丹後市には高齢者が多い(人口52,451人、高齢化率37%(2022年3月31日現在))。
「看取り」「認知症」「がん」等が増えている。現在医療マップの更新作業をしている最中だが、往診・訪問診療可能な医院に付け加えて、認知症患者を診てくれる医院の項目を付け加えた。現在開業医で内科医師は9人。医師達も高齢化していく。益々病診連携が必要となってくる。コロナ禍では、会員同士の連携、行政との連携、多職種との連携等でいろいろな課題が浮き彫りとなった。それらを踏まえ今後はどのような連携になっていくのだろうか。北丹医師会は難しい局面を迎えている。
コロナ前の楽しい日常をコロナ後の日常でも楽しいと感じられるだろうか?
人恋しいのは齊藤だけだろうか?
We will meet again
北丹医師会
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会 長:齊藤 治人
会員数:61人(2022.9現在)