保険だより – 労災レセプト電算処理システムの利用促進について

 労災レセプト電算処理システムについては,希望する労災指定医療機関が電子レセプトをオンラインまたは電子媒体により労働局に提出し,労災診療費を受け取る仕組みであり,平成26年2月より全国稼働実施となっています。
 当該システムについては,稼働より7年が経過していますが,さらなる普及を一層進めるため,今年度も労災保険指定医療機関を対象とした普及促進事業に関して,厚生労働省大臣官房審議官より周知依頼がありましたので,お知らせします。
 具体的には,労災レセプト電算処理システムにより,労災診療費請求書およびレセプトをオンラインで請求する場合の環境整備に係る費用の負担に関して,労災レセプト電算処理システムを導入した労災指定医療機関において,導入支援金として最大80万円(病床数20床以上)または50万円(病床数20床未満)が支払われるものであり,希望される労災指定医療機関は,労レセシステム普及促進センターヘルプデスクへ連絡していただくことになります。詳細については厚労省ホームページをご覧ください(参照:労災レセプトオンライン化ナビhttps://www.rourece.mhlw.go.jp/)。
 また,昨年度に引続き,新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ,当該事業の周知にあたり,オンラインを活用した説明会やオンライン個別相談により各地域の実情に合わせて対応される予定です。
 なお,当該取組みについては,あくまでも当該システム導入を希望する医療機関があれば,手挙げ方式により参加いただくものであり,参加を強制するものではありません。

2022年9月15日号TOP