京都府医師婦人会 第68回 京都府医師婦人会定時総会報告

京都府医師婦人会副会長 吉田 朋子

 令和5年4月15日(土)ホテルオークラ京都「翠雲の間」にて「第68回京都府医師婦人会定時総会」が開催されました。
 最初に森岡香朱会長が登壇し,会長挨拶がありました。来賓,会員の多数の出席への御礼の言葉とともに,「つなぐ」という会長としての使命のもと,催しも工夫をして多数開催することができたこと,KIF 誌も充実した内容で発行したという内容の挨拶の言葉でした。
 続いて,ご来賓の京都府医師会松井道宣会長代理として副会長・谷口洋子様,京都府保険医協会理事長の鈴木卓様,京都府保健事業協同組合理事長の齋藤憲治様よりご祝辞を頂戴いたしました。
 引続き,森岡香朱会長より議長の森本博子様はじめ,執行部ならびに新理事・役員の紹介がされました。
 総会議事に入り,まず森本博子議長により定足数の確認が行われ,会員総数 339 名,総会出席者 45名,委任状 193名・合計 238名となり会則第8条5項により定足数を満たし総会が成立することが確認されました。令和4年度事業報告(企画・広報),会計決算報告があり会計監査報告がされました。続いて令和5年度事業計画案(企画・広報),会計予算案が提出され,以上を一括審議の上,すべて承認されました。森本議長が降壇し,総会は無事に閉会となりました。
 その後には,今期にて理事を退任される皆様へ感謝の気持ちを込めて花束贈呈が行われました。

 総会のあとは,お楽しみの講演会です。杵屋勝七郎氏による「『三味線よもやま話』~三味線音楽の約束事からヒソヒソ話まで」と銘打ち,日本固有の弦楽器として発展してきた三味線にまつわる楽しいお話と演奏を堪能しました。

 杵屋勝七郎氏は京都市生まれ,15 歳で杵屋会最年少で杵屋の名前を許され,その後2010年に二代目杵屋勝七郎を襲名されました。市川猿之助丈,坂田藤十郎丈の数々の海外公演に参加,歌舞伎公演を含め年間 100 以上の公演をこなしながら一般社団法人杵屋会の理事もされている方です。お話は当意即妙で楽しく出席者の心は一気に掴まれました。三味線がいかに伝統芸能において重要な役割を果たし,また楽しい楽器であるかというお話を伺い,さらに三味線の美しい音色も聞かせていただき,楽しく心躍るひとときを過ごすことができました。

2023年6月1日号TOP