2023年3月1日号
庶務担当理事 西村 幸晴
上京東部医師会は戦後間もない昭和22年11月29日に発足いたしました。京都市北区の一部から上京区内に紫明、室町、中立、京極、春日、鞍馬口、日赤の6つの班から構成されておりA会員42名、B会員82名、C会員18名、D会員10名の計152名(令和5年1月現在)の京都府医師会の中では小さな地区医師会です。地区内に相国寺、同志社大学や京都御苑があるために人口も少なく新規開業される先生も少なかったのですがここ数年は3か所のクリニックが誕生しました。
地区医師会活動としては新型コロナ感染症が猛威を振るいだした2019年途中より毎年行っておりました新年会、納涼会、会員家族の親睦旅行などが軒並み中止となっており寂しい限りです。役員会も毎週木曜日にWEBにて開催を余儀なくされていましたが、この度、WEB開催に移行してから初の対面での役員会を令和5年2月1日開催にこぎつけました(写真はその時のもので向かって左側が令和4年度小林会長で右側が令和5年度より飯田会長のツーショット)。小さな医師会とはいえ役員会では活発な意見交換が毎回されております(庶務の私としては平穏無事に役員会が終わるたびにほっとしているというのが本音です)。
今回地区だよりを執筆するにあたり上京東部医師会50周年誌(1998年発行)を読み返していますが、上京東部医師会略史の最後にこう締めくくりが記載されていました。「上京東部医師会はやや保守的であるが会員の和と団結には定評があり、医師会内の大きな病院との連携も十分である(途中略)。長老と称して横車を押し、一方的な意見を押し付ける者もいない。総会や懇親会では常に活発な意見が出て自由な発言をするが、一度決まれば、皆それにしたがって、和気あいあいと春風駘蕩の心地を味わっている。和、自由、団結を誇りとする単位医師会である」
今の時代にこの考えはベストなことなのかどうかはわかりませんが、同じ医業を生業とする者が集まる会で今から20年以上前とはいえ誇りを唱える医師会でありました。総会のたびに歴代の会長が「上京東部医師会は法人化せずに仲良しグループでまいりましょう」といわれる所以はここにあるのだとも思います。今後この上京東部医師会も時代の波に翻弄とされる時が来るかもしれませんが、いつまでもこの考えが続く世の中であってほしいと思います。
上京東部医師会
〒 603-8151
京都市北区小山下総町 27
京都鞍馬口医療センター内
TEL:075-432-6738 FAX:075-432-6738
H P:https://kamito.jp/
e-mail:kamigyotoubu@gmail.com
会 長:小林 雅夫
会員数:152 人(2023.1現在)