2023年3月1日号
厚労省の社会保障審議会介護保険部会で,介護保険の次期制度改正に関して議論を進められてきたところですが,昨年12月20日に開催された同部会において「介護保険制度の見直しに関する意見」がとりまとめられましたので概要をお知らせします。
○全世代対応型の持続可能な社会保障制度の構築に向けて、質の高い医療・介護を効率的に提供するための基盤整備が必要。
○次期計画期間中に2025年を迎えるが、今後、85歳以上人口の割合が上昇し、サービス需要や給付費は増加する一方、生産年齢人口は急減。地域ニーズに対応したサービス等基盤の整備や、人材確保、保険制度の持続可能性の確保に向けた早急な対応が必要。
○社会環境の変化の中でも、高齢者の自己決定に基づき、必要なサービスを受けられ、希望する所で安心して生活できる社会を実現する必要。