学術講演会における「確認問題」

第 346 回 京都整形外科医会
とき:1月21日(土)  ところ:ANAクラウンプラザホテル京都+WEB配信

「人生100年時代を考慮した低侵襲脊椎手術 -疼痛管理も含めて-」
洛和会丸太町病院 副院長・脊椎センター長 原田 智久 氏

設問 1   椎間板ヘルニアに対する手術療法は,内視鏡を使うことで1cm以下の皮切で行えるようになってきた。〇か×か?

解答 1  ○

設問 2   腰部脊柱管狭窄症に対する除圧術は,1椎間辺り平均何分で完遂できるようになってきたか?
     ① 20~30 分
     ② 約1時間
     ③ 約2時間

解答 2  ①

設問 3  骨粗鬆症性椎体骨折に対する保存療法は,何%が予後不良か?
     ① ほぼ0%
     ② 約20%
     ③ 約40%

解答 3  ②

「スポーツ選手の股関節痛および臀部に対する鏡視下手術 up to date 2023」
学校法人産業医科大学若松病院整形外科 診療教授 内田 宗志 氏

設問 1   大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)には,Pincer型とCam型があるが,どちらのほうが変形性股関節症へのリスクが高いか?

解答 1   CamタイプFAIのほうが関節軟骨のdelaminationが多く変形のない人よりcam型FAIはOdds比が10倍となる。

設問 2   臀部を走行し,坐骨神経の内側をとおり,臀部から大腿後面にかけての知覚をつかさどる神経の名前をあげよ。

解答 2  後大腿皮神経

2023年3月15日号TOP