公知申請に係る事前評価が終了し,医薬品医療機器等法に基づく承認事項の一部変更承認がなされた医薬品の保険上の取り扱いについて

 医薬品は,原則として承認された効能・効果および用法・用量を前提に保険適用されているところですが,保険適用を迅速に行うことでドラッグ・ラグを解消する観点から,一定の条件を満たした医薬品については,今後追加される予定の効能・効果および用法・用量についても保険適用を可能とする取り扱いが中医協総会にて了承されています。
 これを受け,以下の3成分7品目については,追加が予定された効能・効果および用法・用量についてもすでに保険適用されていましたが,今般,当該品目について保険適用とされていた効能・効果および用法・用量の一部変更が,8月23日付で承認されたため,上記取り扱いによらず保険適用となりました。
 これにより,当該品目の今後の使用にあたっては,新しい添付文書をご参照いただくこととなりますので,ご留意ください。
 なお,詳細は京都医報令和5年4月15日号保険だよりに掲載していますので,併せてご参照ください。

  1. 一般名:リツキシマブ(遺伝子組換え)
    販売名:リツキサン点滴静注100mg,同点滴静注500mg
    会社名:全薬工業株式会社
  2. 一般名:インドシアニングリーン
    販売名:ジアグノグリーン注射用25mg
    会社名:第一三共株式会社
  3. 一般名:メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム
    販売名:ソル・メドロール静注用40mg,同静注用125mg,同静注用500mg,同静注用1000mg
    会社名:ファイザー株式会社

2023年10月1日号TOP