がん登録事業委員会

 盛田 篤広(第二日赤)
 間中  大(京都桂病院)
 川端  浩(京都医療センター)  
 熊野 達也(舞鶴医療センター)  
○大塚 弘友(消化器医会)

 安川  覚(第二日赤)
◎山下 直己(三菱京都病院)
 新藏 信彦(医仁会武田総合病院)
 小濵 和貴(京大)
 細川 千秋(産婦人科医会)

松尾 宏一(京都市立病院)
三神 一哉(第一日赤)
原田 大司 (市立福知山市民病院)
渡邉  功(府医大)

(敬称略,順不同,◎=委員長, ○=副委員長)
担当副会長 谷口 洋子 / 担当理事 尾池 文隆・武田 貞子

京都府がん実態調査報告書2020年症例の作成について

 9月8日(金),第1回がん登録事業委員会が開催された。
 冒頭,谷口府医副会長より「厚生労働省の厚生科学審議会・がん登録部会では,全国がん登録と院内がん登録制度の見直しや,がん情報の利用申請に関する審査時間短縮と手続きの簡略化に向けた課題抽出と対応方針の議論が重ねられている。がん情報を『登録する』から『利用する』段階となっており,より専門的知識を要する業務が求められることもあると思うが,今後も精度基準を満たす安定したがん情報を蓄積し,がん対策や様々な研究に利用していただくためにも,委員の先生方に事業のあり方も含め,ご議論をお願いしたい」と挨拶がなされた。
 各委員からの自己紹介のあと,互選により,委員長に山下直己氏(三菱京都病院),副委員長に大塚弘友氏(消化器医会)が選出された。
 委員会では,今年度の届出状況,住所異動確認調査,京都府がん情報の利用申請状況について報告され,協議では,国立がん研究センターが管理する全国がん登録システムが更改されたあとに,全国がん登録罹患集計データの不整合が判明したことにともない,「京都府がん実態調査報告書2020年症例」の作成スケジュールが遅れることについて説明し承認された。
 京都府のがん情報は,死亡票の情報のみで登録される DCO 割合が10年前の20%から,現在は1.4%となり格段に精度は向上している。京都府のがん登録情報が広く利用されることも委員会の目的の一つであるため,引続き京都府と委員会との連携を深め,今後の京都府のがん登録事業のあり方について検討する。

2023年10月15日号TOP