第8回 地区庶務担当理事連絡協議会(令和6年1月24日開催)

△報告ならびに協議事項

1.最近の中央情勢について

 令和5年11月下旬から令和6年1月中旬にかけての社会・医療保険状況について,◆松本吉郎日医会長は11月22日の会見で,財務省の財政制度等審議会がまとめた「秋の建議」に対し,本体マイナス改定が適当とした建議の主張は,「全くもって現実的でない。大幅なプラス改定が必要だ」と強調。「コロナに対応した医療機関を全く評価しないような建議が出されたことを遺憾に感じる」と述べた。◆政府は12月15日,2024年度予算編成の焦点となっていた診療報酬改定について,報酬本体の改定率を0.88%増とする方針を固めた。◆中医協総会は1月10日,医療機関の職員の賃上げをテーマとした議論の中で,改定率プラス0.28%分で対応する40歳未満の勤務医,薬局の勤務薬剤師,事務職員などの賃上げに向け,診療側は初再診料や入院基本料そのものの引上げを求めた。◆厚生労働省は1月10日の中医協総会で,2024年度診療報酬改定に向け,これまでの議論の整理案を示した。大きな焦点の一つである生活習慣病への対応について,整理案では,生活習慣病管理料の要件・評価見直し,特定疾患療養管理料の対象患者見直しを明記した。―といった話題を中心に説明した。

2.京都府医師会主・共催学術講演会実施予定について

 2月に予定している府医学術講演会を紹介し,参加を呼びかけた。

3.胃がん内視鏡検診実施医療機関・二次読影医の募集について

 京都府・京都市胃がん内視鏡検診に係る実施医療機関と二次読影医(一般二次読影方式の二次読影)の募集について説明。
 平成29年度より,50歳以上の京都市民を対象とした京都市胃がん内視鏡検査を実施していることと併せて,令和5年9月からは各市町村の委託を受け,検診希望者が居住する市町村またはそれ以外の地域で受診できる制度「京都府胃がん内視検診(管外受診制度)広域化」を実施していることを紹介した。
 実施医療機関として登録を希望される医療機関は認定基準を確認の上,府医事務局までお申し込みいただくよう依頼した(京都医報2月15日号(No.2262)参照)。

2024年4月1日号TOP