地区だより 乙訓医師会

広報・情報担当理事 佐藤 真人

 乙訓は京都府南西部の向日市、長岡京市、大山崎町の2市1町からなり、京都駅からJR 東海道本線で約10分のエリアです。京都盆地の南西、桂川右岸に位置し、北は京都市、南は大阪府島本町に接しています。人口はおよそ15万人、広さ37km2の地域です。
 歴史上は、784年に桓武天皇が「長岡京」に遷都し10年間にわたって都が置かれていたこと、また羽柴秀吉と明智光秀が戦った「天下分け目の天王山」山崎合戦が知られています。
 鉄道は JR 東海道線と阪急電鉄京都線が通っており、京都と大阪のいずれもが通勤圏のベッドタウンです。高速道路に関しては、大山崎ジャンクションで名神高速道路、京滋バイパス、京都縦貫自動車道をつなぎ、京都・大阪の市街地のみならず京都北部や滋賀に至る中継地点になっています。
 乙訓医師会は昭和22年に誕生し、平成13年に社団法人、平成24年には一般社団法人に移行しました。令和6年2月1日現在の正会員数は249名(うちA会員121名)を数えます。令和4年5月には、京都済生会病院の移転に合わせ、医師会事務局を新病院の敷地内に移転しました。また令和4年6月には乙訓在宅医療・介護連携支援センターを乙訓医師会内に開設し、シンポジウムなどを医師会と協力して行っています。第11回目となる本年は、2月17日に地域リハビリテーションについてのシンポジウムを行いました。一般市民向けに訪問リハビリや通所リハビリなどについて解説したほか、乙訓地域独自のリハビリ体操を披露するなどして、盛況のうちに終えることができました。
 医師会活動としては、生涯教育としての学術講演会、乙訓医学会、各専門科懇話会、文化講演会などを開催しています。健診事業については、特定健診および各種検診のほか、もの忘れ検診や胃がんリスク検診などにも取組み、住民の健康増進に寄与しています。また、行政の協力も得て平成7年から運用している「乙訓在宅療養手帳」は多職種連携の要として、重要な役割を果たしています。乙訓在宅医療・介護連携支援センターとともに開催している「在宅療養手帳委員会」においては、在宅療養手帳の活用法だけでなく、在宅医療および介護における課題等について多職種での話し合いを行っています。
 なお、乙訓医師会のホームページ(http://www.otokuni.kyoto.med.or.jp/)でも情報発信を行っておりますので、ご参照いただければ幸いです。

一般社団法人 乙訓医師会
〒 617-0845
長岡京市下海印寺下内田 101
TEL:075-953-3914 FAX:075-952-2343
H P:http://www.otokuni.kyoto.med.or.jp/
e-mail:otokuni.med@arrow.ocn.ne.jp
会 長:下尾 和敏
会員数:249 人(2024.2現在)

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