11月10日に閣議決定された令和5年度補正予算案において,マイナ保険証の利用率(初診・再診・調剤)が一定以上増加した医療機関・薬局に対し,増加率に応じて段階的に利用件数分の支援を行うことおよびマイナ保険証利用件数が多い医療機関・薬局について,顔認証付きカードリーダーの増設を支援することが盛り込まれ,同29日に予算が成立しました。 厚生労働省から周知依頼があり,その概要は下記のとおりです。今後,詳細が示されましたらあらためてお知らせします。
- 厚生労働省:医療機関等におけるマイナ保険証利用促進のための支援(案)
マイナ保険証の利用促進のインセンティブとなるよう,初診・再診等におけるマイナ保険証の利用率の増加に応じて,医療機関等に利用件数分の支援をする。
医療機関ごとに,令和5年10月のマイナ保険証利用率と比較した利用率の伸びが大きくなるほど支援額の単価が高くなるように設計。 - 厚生労働省:医療機関・薬局における顔認証付きカードリーダー増設の支援(案)
マイナ保険証利用件数が多い医療機関・薬局について,顔認証付きカードリーダーの増設を支援するもので,令和5年10月から令和6年3月までのいずれかの月のマイナ保険証の月間利用件数の総数が500件以上の機関を対象。 - デジタル庁:医療機関・薬局でのマイナンバーカードの利活用推進事業
マイナンバーカードを診察券や公費負担医療や地方単独医療費助成の受給者証として利用可能とするため必要な医療機関・薬局のシステム(再来受付機・レセプトコンピューター)の改修について支援を実施。