地区だより 伏見医師会

理事 中野 由起子

 伏見医師会は令和6年1月現在で総数618名(内A会員211名、B会員332名、C会員46名、D会員29名)と、変わらず多くの会員を有しております。令和4年7月に第62代会長に髙謙一郎先生が就任して1年半が経ちましたが、今期の最大のトピックスは、昭和22年に設立された伏見医師会が令和4年11月29日に75周年を迎えたことです。これを記念して、令和5年1月15日ホテルオークラ京都にて記念式典を行いました。京都府医師会松井道宣会長をはじめ多数の来賓の方々から祝辞をいただき、伏見医師会の歴史を振り返るスライド上映の後、冷泉貴実子氏を招いての記念講演、記念祝賀会へと続きました。コロナ禍で新年会等を自粛していましたが3年ぶりの宴会となり、透明アクリル板越しとはいえ多くの先生方の笑顔を拝見することができ、盛会となりました。
 また50周年の時に記念誌を刊行しておりますが、それからの25年を纏めた創立75周年記念誌を昨年12月に発刊しました。伏見医師会のこの25年を振り返ると、まず平成10年に日本プライマリ・ケア学会近畿地方会を開催し、平成14年に第3代目となる医師会館の建設が始まり平成15年に落成しました。また、平成7年に地区医師会運営で開所した訪問看護ステーション「しらゆり」は、平成21年に日本医師会最高優功賞を受賞しました。その後平成26年に一般社団法人へ移行し、パイロットスタディとしての役割を果たした「しらゆり」は平成30年惜しまれつつ閉所となりました。翌年令和元年には京都市からの委託事業として京都市伏見区在宅医療・介護連携支援センターを開所しております。第49代泉川文彦会長から現在まで激動の25年14人の会長それぞれの任期での出来事、成果、思いが綴られていて、会員の方々に伏見医師会の歴史を思い起こさせ、また知って頂ける一冊となりました。

記念式典集合写真

 コロナ禍という丸3年の緊縛された長いトンネルを抜け、学術、地域医療活動は徐々に回復しつつありますが、新法人移行による公益目的支出計画に基づいての財政面での問題を始めとした様々な課題を抱えております。しかし伏見医師会は、今までの25年を踏まえモットーである「和を以て貴しとなす」を胸に、これからも会員が情報知識を共有し地域医療に貢献していく所存でございます。

創立75周年記念誌

一般社団法人 伏見医師会
〒 612-0046
京都市伏見区深草大亀谷八島町 13
TEL:075-641-3675 FAX:075-643-1750
H P: http://www.fushimi-ishikai.jp/
e-mail:fusii@mbox.kyoto-inet.or.jp
会 長:髙 謙一郎
会員数:618 人(2024.1現在)

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