マイナ保険証の利用促進に向けた積極的な対応の協力依頼について

 先般,健康保険証を廃止する旨を定めるマイナンバー法等の一部改正法について,施行期日を今年12月2日とする政令が公布されました。
 これを受けて厚生労働省から「施行までの間に多くの方々に医療現場でマイナ保険証を使っていただくため」として下記のとおり,利用促進に向けた協力依頼がありましたので,お知らせします。

1.医療機関・薬局等に対する利用促進支援施策等について
(1)医療機関・薬局等に対する利用促進支援施策と利用実績のお知らせ
 1月15 日号本紙にて「マイナ保険証利用促進のための医療機関等への支援(案)について」として既報の通りです。
 本支援策は,マイナ保険証の利用率や利用件数に応じて実施されることから,本年1月30 日より順次,社会保険診療報酬支払基金・国民健康保険中央会から,毎月の利用実績(利用人数)が個別にお知らせされるとのことです。
(2)窓口対応やホームページ等の見直し
 マイナ保険証の利用促進に向けて,以下の①~③の取組の実施をお願いしたいとのことです。

 ① 窓口でのマイナ保険証提示の声掛け
 ② 医療機関HP の外来予約やリーフレット等の案内の記載の更新等
 ③ チラシ,ポスター等の院内配布・掲示
 ①~③の実施については,2月上旬からの診療報酬請求時のオンライン画面において,取組状況のアンケート調査を実施する予定とのことです。
 ③のポスターについては,12 月より順次,支払基金から送付しているとのことです。
 また,厚生労働省ホームページでも周知媒体が掲載されています。(下記URL 参照)

2.医療機関HP の外来予約やリーフレット等の案内の記載の更新等について
 前述の(2)②の内容について,各医療機関等のホームページやリーフレット等の更新をお願いしたいというものです。

  • 医療機関から持参するものとして,「健康保険証」のみとしているものを「マイナンバーカード(マイナ保険証)又は健康保険証」へと更新
  • 「限度額認定証」について,「高額療養費制度の利用について,マイナンバーカード(マイナ保険証)で受診される場合には,『限度額認定証』は不要」の旨の記載

 このほか,外来患者数が多い医療機関での専用レーンの設置や説明員の配置を検討いただきたいとされています。

3.オンラインセミナーについて
 本件に関して各種セミナーが厚生労働省等によって開催されていますが,実施済セミナーが厚生労働省「オンライン資格確認の導入について(医療機関・薬局向け)」(下記URL)でアーカイブ配信されていますので,ご活用ください。

【参照】厚生労働省「オンライン資格確認の導入について(医療機関・薬局向け)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08280.html

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