2024年5月1日号
会長 堀内 房成
令和6年元日に発生した能登半島地震では、不幸にも亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。当地区からも多くの方々が災害対策や復興支援のために尽力されました。亡くなられた方々の尊い命と皆様方のご尽力に報いるためにも、災害対策をさらに進めることが必要です。
宇治久世医師会は、京都府南部に位置し、宇治市、城陽市、および久御山町(合わせて人口約26万人)の医療機関の約650人の会員で構成されています。当医師会は戦後間もない昭和22年11月1日に久世郡宇治郡医師会として発足し、その後、京都市や大阪市のベッドタウンとして人口が急増し、大規模な医師会へと発展してきました。現在では、多くの地域と同様に人口減少や少子化、高齢化が課題となっています。
宇治久世地域は多様な産業構造と人口構成を持つ地域です。宇治市は、京都府では京都市に次ぐ規模の歴史ある都市です。城陽市は府内有数の高齢化率で、最近では物流拠点のインフラ整備が進められています。一方、久御山町は歴史と自然が調和した町であり、ハイテク企業も進出する地域です。これらの地域のニーズに応じて、健康や医療、福祉に関する様々な取組みを展開してまいりました。
しかし、2020年から始まった新型コロナウイルスの流行により、多くの事業が中断や変更を余儀なくされました。新型コロナウイルスに関連するワクチン接種や外来・入院・在宅診療など、様々な困難な状況に対応しなければなりませんでした。二市一町それぞれに異なる課題が存在し、京都府との連携を深めながらコロナ対策に取組む中で、多くの困難に直面しました。しかしながら、これまでの経験を活かし、会員一丸となって試行錯誤しながら対応することができました。これらの経験を基に、今後も医師会事業を展開し、新たな感染症対策にも取組んでまいります。
宇治久世医師会では、医療介護連携センター(以下、「センター」という)を二市一町からの委託事業として運営しています。センターはコロナ対策の一環として活動し、災害対策においても重要な役割を果たしています。今後は、全年齢層にわたる切れ目のない医療介護の提供に貢献することを目指しています。
一般社団法人 宇治久世医師会
〒 611-0021
宇治市宇治下居 13-2
TEL:0774-22-6487 FAX:0774-24-8761
H P:http://www.ujikuse.kyoto.med.or.jp/
e-mail:ujikuse@rapid.ocn.ne.jp
会 長:堀内 房成
会員数:647人(2024.4現在)