2025年12月1日号
医薬品は,原則として承認された効能・効果および用法・用量を前提に保険適用されているところですが,保険適用を迅速に行うことでドラッグ・ラグを解消する観点から,一定の条件を満たした医薬品については,今後追加される予定の効能・効果および用法・用量についても保険適用を可能とする取り扱いが中医協総会にて了承されています。
今般,10月29日に開催された薬事審議会第二部会において,1成分1品目についての事前評価が行われた結果,公知申請を行っても差し支えないとの結論となりました。
これを受け,1成分1品目については今後追加される予定の効能・効果および用法・用量についても10月29日から保険適用が可能となりましたので,お知らせします。
記
一般名:アレムツズマブ(遺伝子組換え)
販売名:マブキャンパス点滴静注 30mg
会社名:サノフィ株式会社
追記される予定の効能・効果:
T細胞性前リンパ球性白血病
追記される予定の用法・用量:
<T細胞性前リンパ球性白血病>
通常,成人にはアレムツズマブ(遺伝子組換え)として1日1回3mg の連日点滴静注から開始し,1日1回 10mg を連日点滴静注した後,1日1回 30mg を週3回隔日に点滴静注する。ただし,投与開始から 12 週間までの投与とする。なお,患者の状態により適宜減量する。
追記される予定の用法・用量に関連する注意:
<T細胞性前リンパ球性白血病>
休薬,中止又は再開基準