2025年5月1日号
今般,日医より,標記について通知がありましたので,お知らせいたします。
さて,先般,一般財団法人医療情報システム開発センター(以下,MEDIS)が,MEDISの提供する「リモート署名サービス」を,2025年4月から医療機関の規模に応じた価格を設定して有料化すると発表しました。
このリモート署名サービスは,日医が「医師資格証」と同時に発行している「HPKIセカンド電子証明書」を使い,クラウド上で電子署名をする仕組みになります。そのため,現在,日医会員に無料(減免)で発行している「医師資格証」ならびに「HPKIセカンド電子証明書」が有料になるものではなく,あくまでクラウドを使ってリモートで電子処方箋に電子署名するサービスを利用する医療機関に対してのMEDISによる課金になります。
ただ,日医は現在,ICカード不足の影響を受け,医師資格証の発行を停止して,HPKIセカンド電子証明書の先行発行を行っていることから,電子処方箋を開始した会員の医療機関によっては,リモート署名サービスを使わざるを得ない場合があります。
従って,それらの事情を考慮して,日医A①会員が管理者の医療機関に対して,日医から一律11,000円の補助を実施することとなりました。補助に関しては,MEDISと連携して2025年3月末日までにMEDISの申請フォーム画面から申し込みを行って,完了している医療機関を把握の上,MEDISに直接支払いをします。
そのため,該当する医療機関には,MEDISが提示している利用料から,11,000円が減額された利用料が請求されますので,ご承知おきください。ただし,本補助に関しては2025年度1年間に限り実施するものであり,2026年度以降は実施いたしませんのでご留意ください。
現在,2025年5月末にICカードが入荷予定となっており,入荷次第順次,HPKIセカンド電子証明書の先行発行者に対して医師資格証を発行してまいりますので,2026年度までに当該サービスを継続利用するか,ローカル署名に切り替えるかご検討いただきますようお願いいたします。
【本件についての問い合わせ先】
公益社団法人日本医師会電子認証センターメール:toiawase@jmaca.med.or.jp
電話:03-3942-7050