京都府医師婦人会 第 70 回 京都府医師婦人会定時総会報告

京都府医師婦人会副会長 出木谷 紀子

 令和7年4月19 日(土)東華菜館4階にて「第70 回京都府医師婦人会定時総会」が開催されました。
 最初に物故会員への黙祷をささげました。その後新屋明美会長より会長挨拶がありました。任期二年目にあたる2025 年度は京都府医師婦人会創立70 周年になるのを踏まえ,今までの「縁」に感謝し会員の思い出に残る企画をお届けする一年を迎えたいという内容の言葉でした。
 引続き会長より,議長の森本博子様をはじめ,執行部ならびに新理事・役員の紹介。急遽議長をお務めくださいました森本様ありがとうございました。
 総会議事に入りまず議長より定足数の確認が行われ,会員総数313 名,総会出席者53名,委任状170・合計223 名となり会則第8条5項により定足数を満たし総会が成立することが確認されました。令和6年度事業報告(企画・広報),会計決算報告があり会計監査報告がされました。続いて令和7年度事業計画案(企画・広報),会計予算案が提出され,以上を一括審議の上すべて承認されました。森本議長が降壇し総会は無事に閉会となりました。

 総会後は,会場の東華菜館での懇親会。店長の于(ウ)修忠様の建物についてのお話を聞きました。レジメもご用意くださりスパニッシュバロック様式を柱や天井に確認しながら堪能。中国・日本・キリスト教文化・イスラム教文化の融合は美しい楕円文様をはじめ調度品にも表れていることを知りました。日本最古のエレベーターで有名な当館は,運転手雇用やメンテナンス費用がかかるとおっしゃいながらもどこか他人事の表情が,このエレベーターあってこその築100 年のしつらえと承知なさっているのだと感じました。お料理は中国の山東料理(北京)。麦や穀物が主体の地域にあって餃子や麺などを得意としつつ,採れる石炭の火力が強いこともあって中華鍋に塩味で炒めるのが得意という山東料理を堪能しました。于様は「料理は文化」だと力強くおっしゃいました。それは100 年という歴史を,建物も味も三代で守り続けてこられたからこその言葉だと思いました。各テーブルでは近況報告のお話が弾んで楽しい楽しい日永の夕刻を過ごすことができました。

 今年は趣向を変え総会の前に祇園歌舞練場にて都をどりの観覧会をもち39 名の参加を得ました。桜の花が葉桜へ,暦の上での晴明にふさわしい日差しを感じられ絶好のおでかけ日和でした。桜満開の書割の舞台,青い着物が映える銀襖,足音も立てずするすると舞う20 人の舞妓。晩春の京都を存分に楽しむ
時間となりました。


 いそいそと身仕舞ひ都をどりの日  紀子

2025年5月15日号TOP