2025年11月1日号
(敬称略,順不同,◎=委員長, ○=副委員長)
担当副会長 谷口 洋子 / 担当理事 廣嶋 芳城
第1回がん登録事業委員会が9月12日(金)に開催された。
冒頭,松井府医会長より挨拶があり,全国がん登録への移行期に対応しつつ,これまで登録されたがん情報が広く利活用されるよう,委員各位からの助言を求めるとともに,一昨年に発生した全国がん登録システム(GTS)の不具合の影響による業務の遅れを取り戻すため「京都府がん実態調査報告書」を今期2年間で3冊(3年分)作成することについて協力を依頼した。
今期の委員会は14名の委員で構成され,委員長に新藏信彦氏(医仁会武田総合病院),副委員長に山下直己氏(三菱京都病院)と大塚弘友氏(京都消化器医会)が選出された。
委員会では,今年度の届出状況,住所異動確認調査と遡り調査に関する報告,医療機関向け説明会の講義内容および周知方法や「京都府がん実態調査報告書2021年症例」の作成について協議した。
全国がん登録が日本のがんの実態を漏れなく登録するためには,診療所で完結するがん治療の登録が重要であり,該当する未指定の診療所の把握・掘り起こしが必要であることから,今後も京都府と委員会が連携し,がん登録情報の精度向上と利活用に向けて議論を重ねていく。