2022年11月15日号
京都医家芸術クラブ
2022年8月26日(金)から28日(日)までの3日間,京都府立文化芸術会館(京都市上京区河原町通広小路:府立医大病院前)で,京都医家芸術クラブ主催の芸術展が,厳重な感染対策を取った中で開催されました。
昨年も,春から準備を進めておりましたが,COVID-19の感染拡大により,昨年は急遽中止となりました。まことに残念であり,出展を準備していただいておりました会員の皆様にも大変ご迷惑をおかけしました。そのような経験を活かしながら,本年も懲りずに,春から準備を進め,無事開催に漕ぎつけました。半世紀を超える歴史的な芸術展を成功裏に収めることができましたこと,出展者と来場者の皆様のみならず,支えていただきました関係各位に衷心より厚く御礼申し上げます。また後援いただきました京都府医師会に感謝いたします。
本年は,油彩画11点,水彩画18点,日本画1点,アクリル画2点,色鉛筆画4点,木版画2点,エッチング1点,デザイン画1点,パステル画1点,絞り絵1点,木工彩色1点,ステンドグラスランプ1点,チャイナペイント5点,陶芸2点,写真7点,書2点,と多くの作品が出展されました。天井照明設備の新設や,壁紙の張替えなどによって,すっかり明るくなった府立文化芸術会館にカラフルな作品が艶やかに明るく展示されました。入口の第1フロアーには写真,版画,エッチング,水彩画,木工彩色作品が,そして階段を上がった第2フロアーには絵画と書が,東,北,西の壁三面にぐるりと展示され,中央のテーブルにはステンドグラスランプを中心に陶芸作品が置かれました。
府医会員,家族,従業員などが制作した作品には,蔓延するウイルス感染の中で,ゆっくりと時間をかけて制作されたと思われる作品が多く,ウイルスとの戦いの中でも,作品の制作に平和な時間が穏やかに過ぎていったことが思い起こされました。また,昨年の準備に費やされた昨春から昨夏の時間が無駄になってしまったことが,とても惜しい気持ちで過ごしておりましたが,今年の開催で,皆いい経験をしたと思えるようになりました。厳しい暑さの中,ご来場いただきました皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
医家芸術クラブ医芸展部門では,長年継続しておりました毎年の会費納入に関して制度を改め,出展された場合のみ年会費としての参加費と,出展品数に応じた出展費を併せていただくことにしました。是非,来年もこぞってご参加いただきますようお願いいたします。
<医家芸術クラブ:医芸展部門>
世話人:浅野 明美・蘆田ひろみ・足立 晴彦・田代 博・谷村 仲一・藤田 裕美・山下 元
<所属医師会別出展者一覧>