2023年3月1日号
京都市では,これまで「燃やすごみ」として回収されていた,各家庭から排出されているプラスチック製品(プラスチック製の「容器」と「包装」以外のプラスチックごみ)について,本年4月からは,プラスチック製の「容器」と「包装」と一緒に「資源ごみ」として分別回収することとしています。
今般,京都市環境政策局より,今もなお家庭ごみの中に在宅医療などで処方されている注射針や注射器が混入している事案が散見されることから,4月からの新たな分別回収のスタートにともない,さらなる異物の混入の可能性もあることから,改めて分別回収の啓発に対する協力依頼がございました。
混入した注射針や注射器は,収集する方や分別作業をする施設の作業員に針が突き刺さるなど,負傷する事故となり,大変危険です。
とりわけ,プラスチック製の容器包装やペットボトルなど,分別収集される資源ごみには,リサイクルできない異物を,作業員が手作業で分別して取り除く工程(手選別)があるため,注射針等が混入した場合の針刺し事故とこれにともなう感染症のリスクが高くなっています。
そのため,在宅医療によりインスリン等の自己注射を行う患者に対し,使用済みの注射針や注射器は絶対に家庭ごみとして捨てないこと,定期的な受診の際に当該の医療機関に持参することについて,指導等の徹底をお願いいたします。
なお,各医療機関におかれましては,関係法令等に基づく医療廃棄物の適正処理に,引続きご協力いただきますようお願いいたします。