2023年8月1日号
理事 福嶌 謙太郎
下京西部医師会は京都市医師会下京第五、もしくは第五連合から始まったと云う記載があります。その後、京都府医師会下京支部になり、昭和21年頃に下京第二支部になったようです。この下京第二支部が現在の下京西部医師会の原型と云うことになります。
昭和22年に新生医師会となり、日本医師会からすべて新生医師会となったわけですが、それが昭和22年11月1日と云うことですが、下京西部医師会はそれに先立つこと、同年の5月20日とか、5月10日にできたと云う説があります。下京第二支部の支部長・松本先生と云う方が下京西部医師会の初代会長となり、昭和22年に発足、現在に至るまで、当医師会は続いているということになります。
さて、若干私事にはなりますが、当院は先代の父福嶌昌彦(福島昌山人)が開業外科医として活躍?しながら、俳句・エッセイ・絵画など、文化人としても活躍していましたが、平成19年9月に急逝しましたため、現在まで、精神科医である私が継承しました。
当時は父の急逝と云う事態になかなか適応できませんでしたが、それでも、コツコツとできるだけ丁寧に患者さんを診ているうちに、本来の私自身の専門である精神科の患者さんが増え、今では「精神科診療所」として定着したようで、毎日、忙し過ぎて、生きた心地がしません(笑)。
最近、精神科診療所では所謂「適応障害」つまり「仕事に行きたくない」若者が多数受診にやって来ます。一種の社会的問題かも知れませんが、当地区には「東の西の本願寺さん」があるのが地区的特徴と云えると思いますが、特に当院は東本願寺の裏に位置しており、本願寺さんの若い僧侶や職員の方の「適応障害」の患者さんが多数来られます。宗教法人東本願寺は「激務」とのことです。
また、新患の患者さんが増えると云うことは、同じ下京西部医師会の諸先生方のご紹介によるところが大きいです。
このように、会員数も多いながら、会員間同志の連携も深く、活動が活発であることも下西医師会の特徴であると思います。
歴史と伝統の深い下京西部医師会は、今後もどんどんと発展することと存じます。
下京西部医師会の活動を今後ともご支援ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 下京西部医師会
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会 長:中野 昌彦
会員数:287人(2023.6現在)