地域医療部通信 – 狂犬病の流行地域より入国し,当該疾病への感染が疑われる患者の診療等に関する周知の徹底について

 今般,フィリピンからの入国者で狂犬病の輸入感染症例が確認されたことを受け,厚生労働省より日医あて事務連絡がなされました(下記URL 参照)。

 本件は,世界各地で,いまだ狂犬病の流行が続いていることを踏まえ,狂犬病の発生地域における滞在期間中に動物に咬まれるなど,狂犬病に感染したおそれのある者等について,引続き適切な対応が講じられるよう,狂犬病に関する診療等に係る情報等について,医療機関等の関係者に周知徹底を依頼するものであります。

 つきましては,会員各位におかれましても本件についてご了知いただきますようよろしくお願い申し上げます。

フィリピンから来日後に狂犬病を発症した患者(輸入感染症例)について
https://www.kyoto.med.or.jp/info/wordpress/wp-content/uploads/2020/05/24680253c70c2783be42d70f097f9de2.pdf

(参考情報)
厚生労働省HP「狂犬病」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/
厚生労働省HP「狂犬病に関するQ & A」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html

2020年6月15日号TOP