地区だより 左京医師会

副会長 松下 匡孝

 「前に左京医師会の地区だよりが掲載されているのは…」と京都医報のアーカイブを京都府医師会のホームページで探してみると、令和3年5月1日号にありました。事務所が国際会館に引っ越した頃です。ほぼ2年前なので COVID で大わらわの頃でしょう。国民の我慢も限界にきて、決してこのウィルスが終息した訳ではないのですが、この5月からは以前の生活を取り戻そうという動きが活発になってきました。それはそれでよいのでしょう(か?)。「われわれ左京医師会も長い自粛期間を経て、再び動き出すときがきた!」と言いたいところですが、色々忘れていることが多いのです。5月に新しい会長が選ばれました。新しい執行部になったことを機に今までハイブリッド形式だった理事会も原則対面で開催するようになり、いろんな理事に話を振ることができるので理事会もそれなりに盛り上がります。やはり顔を合わすことはいいことです。いままでやってきたことをもう一度整理して、前へ進めていくことを考えていかねばなりません。3年間は大きな活動をすることはできませんでしたが、それでも在宅医療のこと、認知症のこと、色々な問題に向き合ってきたはずです。特に在宅での COVID 対応には理事の先生や病院の先生方に大変お世話になりました。その先生方とのご縁も大切にしていきたいと思います。5月の定時総会終了後には「左京医師会発足75周年記念パーティー」が開かれました。COVID 禍では新年会が行われておらず、会員の先生方と対面でお話しできる久々の機会となる前会長の粋な計らいでした。やはり対面でお話しできるのは楽しい。7月には医学以外の講演を拝聴する文化講演会で和食文化について学びました。9月には77歳以上の会員の先生方をお招きする緑寿会や訪問看護師の方との懇談会、在宅介護に携わる方々と左京医師会員との地域連携懇談会も行われる予定です。
 COVID によって在宅医療の関わり方も変わってきたでしょう。また南海トラフ地震や山地が多い左京区の北部や東部では大雨による災害も起こりうるでしょう。この辺りも具体的な実地訓練等も考えていかなければならないのかな?やらなければならないことは多いようです。「いろんな人に会いに行って、お力をお借りせねば」、と思う今日この頃です。

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会 長:塩見 聡史
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