2023年11月1日号
上田 崇(府医大)
齊藤 亮一(京大)
◎奥野 博(泌尿器科医会)
○清川 岳彦(京都市立病院)
北村 浩二(泌尿器科医会)
(敬称略,順不同,◎=委員長,○=副委員長)
担当副会長 谷口 洋子 / 担当理事 米林 功二・尾池 文隆
9月28日(木),第1回前立腺がん検診委員会が開催された。
松井府医会長は,冒頭の挨拶で,京都市前立腺がん検診の創設時の経緯と本検診事業の実績や成果について言及。また,府医としては精度管理への取組みも重要な課題であるとした上で,前立腺がん検診事業の円滑な運営に向けて協力を求めた。
続いて,正副委員長選出が行われ,委員長には奥野博氏(泌尿器科医会),副委員長には清川岳彦氏(京都市立病院)が就任した。
当日の協議では,令和4年度と令和5年度(途中経過)の京都市前立腺がん検診の実施状況について報告があり,令和4年度は受診者数3,452人と過去最高となったことや,受診率2.4%,前立腺がん発見率1.68%としっかりと精度管理されているとの評価が示され,令和5年度も前年度と同レベルで推移しているとした。
例年実施している前立腺がん検診講習会については,令和5年度は6月に開催し,多くの協力医療機関に参加いただいたことを報告,来年度の講習会に招聘する講師などについて協議が行われた。
その他,前立腺がん検診の受診率を上げるために,泌尿器科以外の先生方にも本検診事業の有効性を周知し,受診勧奨への協力を依頼することや,検診受診時の窓口負担を他府県と同レベルまで引下げることなど,引続き京都市に要望すべく検討が行われた。