脳卒中登録事業委員会

 大島 洋一(京都山城総合医療センター)
 清水鴻一郎(京都リハビリテーション病院)
◎中野 博美(京都きづ川病院)

○重松 一生(なぎ辻󠄀病院)
○冨井 康宏(冨井医院) 
 牧野 雅弘(京都岡本記念病院)

(敬称略,順不同,◎=委員長,○=副委員長)
担当副会長 谷口 洋子 / 担当理事 尾池 文隆・武田 貞子

~脳卒中登録事業のあり方,委員会活動の方向性について~

 10月13日(金)に第1回脳卒中登録事業委員会が開催された。
 冒頭,松井府医会長からの挨拶において,委員就任と前期委員会での脳卒中登録事業のあり方に関する活発な議論について謝辞が述べられた。
 今期の委員会は6名で構成され,委員長には中野博美氏(京都きづ川病院),副委員長に冨井康宏氏(冨井医院)と重松一生氏(なぎ辻󠄀病院)が選出された。
 委員会では,今年度の届出状況の報告と,脳卒中登録事業報告書(令和3年発症例)の作成について,執筆分担と作成スケジュールの確認が行われた。
 また,京都府においては,国の循環器病対策推進基本計画に基づき「京都府循環器病対策推進協議会」を設置し,循環器病の予防,早期発見,早期治療,リハビリ,生活支援,再発の予防など,京都府の循環器病対策を推進するため,国の指針にそって計画や重要事項について審議が行われていることから,前期委員会で出された「脳卒中登録事業で積み上げてきたデータを,京都府循環器病対策推進協議会等に引き継ぎ,本委員会の役目を終えてはどうか」や「委員会の役割を登録事業から脳卒中対策を検討する事業に変更し継続してはどうか」といった意見も踏まえ,京都府としっかり議論を行う必要があることを確認した。いずれにせよ,事業を仕切り直すタイミングであるとの認識に立ち,事業予算のあり方や今後の方向性も含めて意見交換の上,脳卒中登録事業で積み上げてきたデータを引き継ぐ目途をどのように付けていくのかについて,2年間かけて一定の結論に導けるよう協議を続けていく。

2023年12月1日号TOP