2024年4月1日号
麻しんについては,ヨーロッパ地域において症例報告数が前年度の30倍以上に急増し,入院を要する重症例や死亡例も確認されており,訪日外客数が多い地域である東南アジア地域についても世界的に症例報告数が多い地域の一つとなっていることや,国内における海外からの輸入症例が契機と考えられる事例が報告されていることから,今後輸入症例や国内における感染伝播事例の増加が懸念される状況を受けて,国立感染症研究所より最近の海外の感染状況を踏まえた国内における麻しん症例の発生や流行の拡大の可能性についてのリスク評価が発出されましたのでお知らせいたします。
また,京都府内においても関西国際空港に到着した旅客機に麻しん患者と同乗していた接触者もいることから,麻しんを疑う方を診察された場合には,保健所へ速やかにご一報いただき,必要に応じて検体の提供について,ご協力賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
詳細については,各行政区の保健所・区役所・支所にお問い合わせください。
京都市情報館:https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000043726.html
<参考資料>
▶麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2024 年第一版)(国立感染症研究所)(2024 年2月22 日):
▶麻しんについて(厚生労働省):
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkakukansenshou/measles/index.html
▶麻しん対策・ガイドラインなど(国立感染症研究所):
https://www.niid.go.jp/niid/ja/guidelines.html