2024年8月1日号
広報担当理事 調 拓治
亀岡市医師会は令和6年6月現在、会員数114名で構成され、医療機関数は59で、診療所51、病院4、老人保健施設4となっております。会長、理事は2年任期で、上原久和会長のもと新体制が2024年4月にスタートしました。
亀岡市は二次医療圏として、南丹市、京丹波町とともに南丹医療圏に属しており、お隣の船井医師会と関係が深く、合同で年数回学術講演会を行うなど、さまざまな結びつきがあります。医療連携についても、お互いに顔の見える関係を大切にし、各種講演会、会議、委員会、情報交換会などを通して議論を重ね、連携を深めています。
また年1回、一般市民向けに市民公開講座を開催し、各テーマに精通された講師の先生の協力のもと、毎年多数の市民の皆さまに参加していただいています。
現在の亀岡市は、かつては人口が10万人に届きそうな時代もありましたが、今は8万人強となり人口減少傾向にあります。京都市のベッドタウンという位置付けは昔と変わらず、地区によっては若者や子どもが多い地域、高齢者が多い地域、混在した地域など多様化が進んでいます。
京都市とのアクセスが便利になったので、通院・通勤・通学で京都市や大阪へ通っている方は多く、亀岡駅から二条駅まで快速ならたった15分で行くことができます。幼少期に、保津峡の峡谷をゆっくり走りながら車内で弁当を食べていた時代を思い出すと信じられないくらいすぐ着くようになりました。高速道路も整備され、府内の南北へ行くにも大変便利になりました。
ただ電車、自動車ともに、保津峡、老ノ坂というボトルネックを抱えていますので、災害時に「陸の孤島」となるリスクが懸念されます。最近では平成30年7月豪雨時に交通網が寸断されて一時的にほぼ陸の孤島となりました。亀岡はひとたび災害が生じると、人の往来や物資の流通が滞り、生活基盤が機能不全に陥りやすい地域のため、平時から災害対策については行政、医師会、地域住民ら含めて関心が高いと感じています。
亀岡といえば、嵯峨野線でトンネルを抜けると、パッと広がる田園風景が好きな方も多いのではないしょうか。もしくは深い朝霧を見ると亀岡を思い出す方もおられるかもしれません。サンガスタジアム、ガレリアかめおか、霧のテラスなどの開発、整備も進んでおり、昔より楽しく便利に暮らせる街になってきた印象です。亀岡市医師会、各医療機関もその一助となれれば幸いです。
亀岡市医師会
〒621-0804
亀岡市追分町馬場通り21-12 石川ビル3階
TEL:0771-24-3531 FAX:0771-24-4030
H P:http://www.kameoka-ishikai.jp/
e-mail:k-ikai@ace.ocn.ne.jp
会 長:上原 久和
会員数:114人(2024.6.1現在)