2024年11月1日号
日 時:令和6年9月21日(土)~23日(月・祝日)
研究会会場:仙台国際ホテル
競 技 会 場:泉総合運動場 泉庭球場
シェルコムせんだい
第51回スポーツ予防医学研究会・全日本医師テニス大会が令和6年9月21日~23日の3日間,宮城県仙台市にて開催された。もともと東日本大震災から10年の節目となる令和3年開催予定でしたが,新型コロナの影響でやむなく延期となり今日に至りました。
泉庭球場18面(屋外オムニコート)・ドーム型人工芝屋内総合競技場のシェルコムせんだい6面(屋内オムニコート)が使用された。地方大会は参加人数が少なくなる傾向があるものの総勢305名の参加登録があり,京都から15名エントリー内14名が参加,顔なじみの全国のテニス仲間との再会を歓びあった。
1日目(医師・夫婦ミックス戦・リーグ戦形式)および2日目(男女ダブルス戦・コンソレ無し・トーナメント方式)は,東北地方を横断する線状降水帯の影響による大雨のためシェルコムせんだい室内コートでの開催,3日目は少雨の中,屋外の泉庭球場も使用しトーナメント形式のシングルス戦が行われた。2日目の18時から仙台国際ホテルにて,スポーツ予防医学研究会が開催された。シンポジスト5名(別府諸兄先生,麻生邦一先生,加藤悌二先生,西井章裕先生,岩重浩一先生)による「傷病対策と競技力向上の両立~テニス大好きシニア整形外科医に聞く~」のシンポジウムが開催された。講演後の総会では,専任・常任理事の変更と追加,各理事からの報告・予算報告があった。懇親会が盛況に開催された。事前に準備されていた雨天用ドロー・コート割で試合進行され,概ね予定通りであり,怪我無く皆無事に帰洛した。平成30年の大阪大会から大会運営の簡素化・経費削減が進み,エントリーから試合進行状況・結果・会場情報などに至るまでDX化がすっかり定着し,様々な情報が取りやすくなった。
COVID-19の蔓延・猛威により,第48回宮城大会は中止延期をせざるを得なく,3年後の開催で大会運営もかなり難航し労を要したことと思われる。ここ数年天気に恵まれない本大会ですが,再度親睦を深め,腕を競い合い,テニスライフが新たに充実したものになったかと思われる。今回は東北開催ということもあり,ご当地グルメの「牛タン」だけでなく「はらこ飯」などの海鮮,「一ノ蔵」や「日高見」などの地酒を堪能しつつ,東日本大震災遺構,松島,秋保温泉などにおもむいたりと本大会をみな楽しんでいたようである。
今後ですが,第52回大会は,大阪万博閉会式のため例年よりも遅い令和7年11月1日(土)~3日(月・祝)兵庫県主催の大阪府大阪市(マリンパーク北村),第53回大会は令和8年10月10日(土)~12日(月・祝)佐賀県佐賀市(グラスコート佐賀TC),第54回大会は令和9年5月初旬に東京都(有明テニスの森公園)での開催が予定されている。多くのテニス愛好家のご参加お願いしたい。また30歳未満の先生方は,入会金免除特例措置があり,是非利用していただいてこの全国大会に参加していただきたい。
尚,毎年開催されている世界医師テニス大会(WMTA World Medical Tennis Society)ですが,第53回大会は令和6年7月27日~8月2日,ハンガリーのブダペストで開催され,25か国・約350名(うち日本から6名)参加者があり,好成績を残している。第54回大会は令和7年7月19日~25日,グディニア・ポーランド,第55回大会は令和8年10月,アンタルヤ・トルコでの開催予定である。
尚,本大会の模様は Facebook 検索 京都府医師テニス協会 にて,過去の全日本医師テニス大会の詳細は日本医師テニス協会HPをご参照ください。
平杉嘉平太(右京) 記