2025年2月1日号
令和6年10月13日,14日に群馬県高崎市で第51回全国医師ボウリング大会が開催されました。初日の夜には余興も楽しい懇親会も行われました。医師免許を持つお笑い芸人のしゅんしゅんクリニックPさんの小話が愉快でしたが,日医常任理事の釜萢敏先生が出席されていて祝辞を賜ったことは嬉しいサプライズでした。
京都からは,藤村和正先生,藤原正隆先生,藤原祥子先生と小生の4人が出場しました。初日に4人チーム戦(3ゲーム)とダブルス戦(3ゲーム)が,翌日にシングルス戦(3ゲーム)が繰り広げられました。初日は4人とも成績が良くなかったのですが,シングルス戦で藤原祥子先生が見事に3位に入賞されました(写真)。しかもハイゲーム賞とハイシリーズ(3ゲームの合計)のスコアがそれぞれ237と591という素晴らしいものでした。
残念なことに,藤村和正先生が4人チーム戦の3ゲーム目でふくらはぎの筋肉を肉離れされて棄権されることになりました。傷めた直後のゲームの途中ではリタイヤされず,痛みをこらえて一歩投げという投げ方でゲームの最後の10フレームまで投げられました。何と一歩投げでストライクを打たれた瞬間には,周りから大きな拍手が送られ心温まる思いをしました。
一方,2日間のハンデなしの9ゲーム総計の個人優勝決定戦(オールエベンツ)には上位30人が出場できますが,小生が27位(出場者98名中)で何とか滑り込むことができました。オールエベンツに参加するためには,通常の場合はアベレージ190以上が必要ですが,今回は難しいレーンコンデションのためか180がボーダーラインでした。この個人優勝決定戦でも3ゲームを投げるのですが,小生はクタクタに疲れてしまい散々な成績(アベレージが155程度)で終わりました。
初めて全国医師ボウリング大会に出場した時に驚愕したことがありました。それは,古希を超える年代の先生方が全く疲れた様子もなく平然として2日間の9ゲームを投げられていたことです。ランニングの世界ではランニングエコノミーという用語が知られていますが,ボウリングにおいても経験年数を重ねるほうが,省エネで投げられるようになると考えられます。事実,ボウリングも超ベテランで米寿の藤村和正先生は,普段の練習でも投げる合間が短くテンポよく投げられます。20歳以上若い者が一緒に投げていてもそのリズムの速さについていけなくなることも多々あります。
重いボールを片手で持って歩きつつ,タイミングよく転がして(有効なロコモの予防の運動とされる)ランジで静止するというボウリングの動作は,骨粗鬆症だけでなく転倒の予防を有効に実践しているものと確信しています。
来る令和7年5月25日にMKボウル上賀茂で医師会の先生方やスタッフも参加できる親睦大会を企画しています。
お気軽にご参加いただきますようお願い申し上げます。
京都医師ボウリングクラブ
代表 中 康匡