2020年10月15日号
今般,京都市環境政策局から,家庭ごみ等の中に混入した注射針や注射器等により,収集する方や分別作業をする施設の作業員に針が突き刺さり,負傷する事故が発生しているとの報告がございました。
とりわけ,容器包装プラスチックやペットボトルなどとして分別収集される資源ごみには,リサイクルできない異物を,作業員が手作業で分別して取り除く工程(手選別)があるため,注射器等が混入した場合の針刺し事故とこれにともなう感染症のリスクが高くなっています。
そのため,在宅医療によりインスリン等の自己注射を行う患者には,使用済みの注射針や注射器等は絶対に家庭ごみ等として捨てないこと,定期的な受診の際に当該の医療機関に持参することについて,指導等の徹底をお願いいたします。
また,医療機関におかれましては,「医療廃棄物適正処理の手引(マニュアル)」に基づいた適正な処理に,改めてご留意をお願いいたします。
〈資源ごみ用の指定袋に混ざっていた注射器〉