「在宅医療への取り組み状況アンケート調査」の集計結果について②

(令和6年6月~8月実施)

※アンケート調査集計結果①につきましては京都医報6月1日号に掲載しております。

■ 2024 年
■ 2016 年

Ⅱ . 在宅医療を実施している診療所・病院の状況について
(1) 在宅医療を実施している診療所【2024 年(今回)と 2016 年(前回)の比較】

  •  ① 訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較 (P.11)
  •  ② 訪問場所の内訳・平均比較 (P.12)
  •  ③ 在宅医療を担当する医師1人あたりの患者数・往診した患者数・看取り件数と平均比較 (P.13)
  •  ④ 在宅医療を担当する1診療所あたりの訪問診療対応可能数および予測の平均比較 (P.14)
  •  ⑤ 強化型在支診における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較 (P.15)
  •  ⑥ 強化型在支診における訪問場所の内訳・平均比較 (P.16)
  •  ⑦ 強化型在支診における在宅医療を担当する医師1人あたりの患者数・往診した患者数・看取り件数と平均比較 (P.17)
  •  ⑧ 在支診における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較 (P.18)
  •  ⑨ 在支診における訪問場所の内訳・平均比較 (P.19)
  •  ⑩ 在支診における在宅医療を担当する医師1人あたりの患者数・往診した患者数・看取り件数と平均比較 (P.20)
  •  ⑪ その他(強化型在支診・在支診以外)の診療所における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較 (P.21)
  •  ⑫ その他(強化型在支診・在支診以外)の診療所における訪問場所の内訳・平均比較 (P.22)
  •  ⑬ その他(強化型在支診・在支診以外)の診療所における在宅医療を担当する医師1人あたりの患者数・往診した患者数・看取り件数と平均比較 (P.23)

(2) 病院の取組み状況【2024 年(今回)と 2016 年(前回)の比較】

  •  ① 訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較 (P.24)
  •  ② 訪問場所の内訳・平均比較 (P.25)
  •  ③ 在宅医療を担当する1病院あたりの訪問診療対応可能数および予測の平均比較 (P.26)
  •  ④ 強化型在支病における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較 (P.27)
  •  ⑤ 強化型在支病における訪問場所の内訳・平均比較 (P.28)
  •  ⑥ 強化型在支病における在宅医療を担当する1病院あたりの訪問診療対応可能数と平均比較 (P.29)
  •  ⑦ 在支病における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較 (P.30)
  •  ⑧ 在支病における訪問場所の内訳・平均比較 (P.31)
  •  ⑨ 在支病における在宅医療を担当する1病院あたりの訪問診療対応可能数と予測の平均比較 (P.32)
  •  ⑩ その他(強化型在支病・在支病以外)の病院における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較 (P.33)
  •  ⑪ その他(強化型在支病・在支病以外)の病院における訪問場所の内訳・平均比較 (P.34)
  •  ⑫ その他(強化型在支病・在支病以外)の病院における在宅医療を担当する1病院あたりの訪問診療対応可能数 (P.35)

■ 2024 年
※患者数は 2024 年7月時点の実人数
※看取り件数は,2023 年8月~ 2024 年7月の実績

■ 2016 年
※患者数は 2015 年 12 月時点の実人数
※看取り件数は,2015 年1月~ 2016 年 12 月の実績

Ⅱ.在宅医療を実施している診療所・病院の状況について

(1) 在宅医療を実施している診療所【2024 年(今回)と 2016 年(前回)の比較】

① 訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較

■ 2024 年
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の内訳〉

がん患者
 市内・市外ともに増加傾向にあるが,市外の増加率(1.76 倍)がやや高い。
非がん患者
 市内では非がん患者の増加率が非常に高く,2.27 倍になっている。
 市外ではほぼ横ばい(1.42 倍)に増加した。
小児患者
 市内では小児患者が 2.56 倍に増加しており,市外でも 1.33 倍の増加が見られる。
 市内の増加率の高さは,専門的な小児在宅医療の需要拡大を示している。
全体
 市内では特に非がん患者と小児患者が大幅に増加した。市外ではがん患者の増加が顕著である。

② 訪問場所の内訳・平均比較

■ 2024 年
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の内訳〉

 前回(2016 年),今回(2024 年)ともに自宅への訪問が過半数を占めているが,減少傾向。
 サ高住への訪問が占める割合は,2016 年から 3.6 ポイント増加している。
 グループホームへの訪問は,2ポイントの増加であった。
 有料老人ホームへの訪問は,3.2 ポイントの増加であった。

全体的な傾向
 自宅療養は減少傾向だが,依然として多数の患者が自宅で療養している。
 施設療養の利用が拡大し,特に「サ高住」と「有料老人ホーム」が増加している。

③ 在宅医療を担当する医師1人あたりの患者数・往診した患者数・看取り件数と平均比較

■ 2024 年
■ 2016 年

往診した患者数= 3,790 人
 往診をしている診療所は 426 で,1診療所あたりの往診患者数の平均は 8.90 人
 往診した患者数は市内では 1.3 倍増加し,市外ではやや減少した。

看取り件数= 1,978 人
 看取りをしている診療所は 429 で,1診療所あたりの看取り患者数の平均は 4.61 人
 市内の1診療所あたりの看取り件数は市内ではやや減少しているが,看取りを実施する診療所数が186 件→ 289 件(約 1.6 倍)に増加しているため,全体の看取り件数としては増加した。
 市外では看取りを実施する診療所数に著変はなく,1診療所あたりの看取り件数も微増であった。

④ 在宅医療を担当する1診療所あたりの訪問診療対応可能数および予測の平均比較

■ 2024 年
■ 2016 年

市内
 2016 年から 2024 年にかけて訪問診療対応可能数(平均)が 1.89 倍に増加している。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 18.06 人であったが,2024 年の実際は平均 36.48 人となった。
 その上で,2029 年(2024 年の5年後予測)では,平均 42.47 人で,2024 年よりも増加している。

市外
 2016 年から 2024 年にかけて訪問診療対応可能数(平均)は増加しているが,市内と比べると増加幅は小さい。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 14.31 人であったが,2024 年の実際は平均 24.58 人となった。
 2029 年(2024 年の5年後予測)では,平均 26.87 人で,2024 年よりは増加している。

⑤ 強化型在支診における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の内訳〉

がん患者  市内・市外ともに増加傾向にある。特に市外の増加率が高く,1.75 倍となっている。
非がん患者 市内・市外ともに増加しており,市内は 2.13 倍,市外は 1.78 倍の増加となっている。
小児患者  市内では 6.85 倍の大幅増加を示している。一方で,市外では 0.10 倍(減少)となっている。
全体    がん患者・非がん患者は増加しており,市外よりも市内の方が特に伸び率が高い。
      小児患者の動向は対照的で,市内では増加しているが,市外では減少している。
      京都市全体で高齢化の影響が強まっている可能性があり,特に非がん患者の増加が顕著である。

⑥ 強化型在支診における訪問場所の内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の訪問場所の内訳〉

 強化型在支診は自宅以外の訪問場所の増加が著明である。
 「有料老人ホーム」の割合が 7.3 ポイント増加し,施設療養の選択肢として伸びている。
 「サ高住」(+2.0 ポイント)「グループホーム」(+3.8 ポイント)も増加し,施設療養の需要が高まっていることがうかがえる。

⑦ 強化型在支診における在宅医療を担当する医師1人あたりの患者数・往診した患者数・看取り件数と平均比較

■ 2024 年
■ 2016 年

往診した患者数= 1,425 人
 往診している診療所は 51 件,1診療所あたり 27.94 人。
 前回(2016 年)と今回(2024 年)を比べると往診患者数は市内で 1.3 倍,市外で 2.2 倍増加した。

看取り件数= 1,034 人
 看取りをしている診療所は 51 件,1診療所あたり 20.27 人。
 看取り件数は市内で 1.7 倍,市外で 2.0 倍増加した。
 医師1人あたりの患者数は 1.25 倍に増加している。

⑧ 在支診における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の内訳〉

がん患者  市内では減少(0.84 倍)している一方で,京都市外では増加(1.39 倍)している。

非がん患者 市内では大幅に増加(1.95 倍)しており,市外では微減(0.97 倍)している。

小児患者  市内では微増(1.17 倍),京都市外では増加(3.00 倍)。

全体    がん患者は市外で増加,市内では減少傾向にある。
非がん患者は市内で大幅増加し,市外ではほぼ変化なし。
小児患者は平均比較でみると市内で微増,市外でも増加しているが,患者数が極端に少ないため,患者実数としては著変はなく,分析が難しい。

⑨ 在支診における訪問場所の内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の訪問場所の内訳〉

 自宅の割合は減少したが,「自宅以外」の割合(30.1% → 41.7%)が 11.6 ポイント増加した。
 「サ高住」と「グループホーム」の増加率が高くなった。
 「有料老人ホーム」は,強化型在支診では 7.3 ポイント増であったが,在支診では横ばいであった。

⑩ 在支診における在宅医療を担当する医師1人あたりの患者数・往診した患者数・看取り件数と平均比較

■ 2024 年
■ 2016 年

往診した患者数= 1,833 人
 往診している診療所は 178 で1診療所あたりの平均は 10.30 人。
 前回(2016 年)と今回(2024 年)を比較すると,往診した患者数は市内で約 1.3 倍増加したが,
 市外では約 0.7 倍と減少した。

看取り件数= 726 人
 看取りをしている診療所は 180 で1診療所あたりの平均は 4.03 人。
 市内・市外ともに看取り件数の平均値は減少傾向にある。
 市内は 2.06 人減少し,市外では 0.9 人減少した。

⑪ その他(強化型在支診・在支診以外)の診療所における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の内訳〉

がん患者
 市内では変化はなく,市外では約 0.6 倍と減少した。

非がん患者
 市内は約 1.3 倍増加し,市外ではほぼ変化はみられなかった。

小児患者
 市内は前回(2016 年)は,25 人(平均 0.11)が,今回(2024 年)25 人(平均 0.17),
 市外は前回(2016 年)は,3人(平均 0.02)が,今回(2024 年)8人(平均 0.14)と増加した。

⑫ その他(強化型在支診・在支診以外)の診療所における訪問場所の内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の訪問場所の内訳〉

 届出をしていない診療所においても,強化型在支診と同様に,自宅以外の訪問場所が増加傾向にある。
 自宅での平均患者数は市内で 1.2 倍増加,市外では 0.8 倍と減少した。
 市外でのサ高住の利用が 3.5 倍と特に増加し,市内においても 2.4 倍と増加した。
 グループホーム,有料老人ホームはの利用は市内ではやや減少し,市外ではやや増加した。

⑬ その他(強化型在支診・在支診以外)の診療所における在宅医療を担当する医師1人あたりの患者数・往診した患者数・看取り件数と平均比較

■ 2024 年
■ 2016 年

往診した患者数= 532 人
 往診をしている診療所は 197 件で1診療所あたりの平均は 2.70 人
 市内・市外ともに往診件数が減少し,市内で 0.7 倍,市外では半減に近い減少率であった。

看取り件数= 218 人
 看取りをしている診療所は 198 件で1診療所あたりの平均は 1.10 人
 市内・市外ともに約半減した。

(2)病院の取組み状況【2024 年(今回)と 2016 年(前回)の比較】

① 訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較

■ 2024 年
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の内訳〉

がん患者
 京都府全体のがん患者は約 2.4 倍増加した。
 市内では約 1.6 倍の増加し,市外では 4.5 倍と急増した。

非がん患者
 市内,市外ともにおよそ2倍増加した。

小児患者
 市内は前回(2016 年)は,2人(平均 0.06)が,今回(2024 年)15 人(平均 0.56),
 市外は前回(2016 年)は,0人(平均 0.00)が,今回(2024 年)14 人(平均 0.61)と大幅に増加した。

② 訪問場所の内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の訪問場所の内訳〉

 自宅患者が全体で 2.3 倍増加した。サ高住・グループホームの利用が急増し,市内のサ高住の患者は
4倍以上に増加した。有料老人ホームの利用は市内で増加,市外でやや減少した。

 今回(2024 年)の回答数は半減したが,患者数は約 60% 増加し,1病院あたりの平均患者数は約2
倍に増加した。

③ 在宅医療を担当する1病院あたりの訪問診療対応可能数および予測の平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

市内
 2016 年から 2024 年にかけて訪問診療対応可能数(平均)が 2.38 倍に増加している。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 47.04 人であったが,2024 年の実際は平均 71.84 人となった。
 その上で,2029 年(2024 年の5年後予測)では,平均 83.88 人で,2024 年よりもやや増加している。

京都市外
 2016 年から 2024 年にかけて訪問診療対応可能数は 1.32 倍とやや増加している。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 27.18 人であったが,2024 年の実際は平均 27.06 人となった。
 2029 年(2024 年の5年後予測)では,平均 36.88 人で,2024 年よりは増加している。

④ 強化型在支病における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の内訳〉

がん患者  市内では約 1.6 倍増加し,市外も 1.2 倍と増加した。
非がん患者 市内・市外ともに増加し,特に市外は 1.9 倍増加した。

⑤ 強化型在支病における訪問場所の内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の訪問場所の内訳〉

 訪問診療患者は市内で約 1.9 倍,市外では約 1.6 倍に増加した。
 自宅は市内で約 1.39 倍,市外で約 1.94 倍に増加したが,自宅以外のサ高住,有料老人ホームの増加が著しい。
 特に市内ではサ高住約7倍,有料老人ホーム約 15 倍と大幅に増加した。

⑥ 強化型在支病における在宅医療を担当する1病院あたりの訪問診療対応可能数と平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

市内
 2016 年から 2024 年にかけて訪問診療対応可能数が 2.7 倍に増加している。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 153.3 人であったが,2024 年の実際は平均 306.2 人となった。
 その上で,2029 年(2024 年の5年後予測)では,平均 330 人と,2024 年より増加している。

市外
 2016 年から 2024 年にかけて訪問診療対応可能数は 1.3 倍と増加している。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 107.5 人であったが,2024 年の実際は平均 105 人となった。
 2029 年(2024 年の5年後予測)では,平均 165 人で,2024 年より増加している。

⑦ 在支病における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の内訳〉

がん患者  市内では約 0.4 倍に減少し,市外では 4.7 倍と増加した。
非がん患者 市内,市外ともにおよそ 1.4 倍増加した。
小児患者  前回(2016 年)は0人,今回(2024 年)は市内1人のみ。

⑧ 在支病における訪問場所の内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の訪問場所の内訳〉

 京都府全体でグループホームへの訪問診療が増加し,特に市内で4倍に増加した。

 市外では,自宅が約5倍に増加した。

⑨ 在支病における在宅医療を担当する1病院あたりの訪問診療対応可能数と予測の平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

市内
 2016 年から 2024 年にかけて 1.2 倍に増加している。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 108.2 人であったが,2024 年の実際は 57.8 人となった。
その上で,2029 年(2024 年の5年後予測)では,87.8 人と,2024 年より増加している。

市外
 2016 年から 2024 年にかけて 1.6 倍に増加している。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 10.3 人であったが,2024 年の実際は 13 人となった。
 2029 年(2024 年の5年後予測)では,29.3 人で,2024 年より増加している。

⑩ その他(強化型在支病・在支病以外)の病院における訪問診療を実施している患者数と内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の内訳〉

がん患者  市内は 2.2 倍増加,市外は 8.8 倍と急増した。

非がん患者 市内は 2.4 倍,市外は 2.7 倍増加した。

小児患者  市内は,前回(2016 年)2人,今回(2024 年)は 14 人,市外は,前回(2016 年)0人,今回(2024 年)は 14 人とともに増加した。

⑪ その他(強化型在支病・在支病以外)の病院における訪問場所の内訳・平均比較

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

〈合計患者数を 100 とした時の訪問場所の内訳〉

 京都府全体で自宅,サ高住,グループホームが大きく増加した。
 特にサ高住は市内 5.6 倍,市外 3.1 倍と増加が著しい。
 一方で,有料老人ホームの利用は 0.6 倍と減少した。

⑫ その他(強化型在支病・在支病以外)の病院における在宅医療を担当する1病院あたりの訪問診療対応可能数

■ 2024 年(単位:人)
■ 2016 年(単位:人)

市内
 1病院あたりの訪問診療対応可能数は,2016 年から 2024 年にかけて 1.91 倍に増加している。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 30.8 人であったが,2024 年の実際は 40.0 人となった。
 その上で,2029 年(2024 年の5年後予測)では,44.9 人と,2024 年よりも増加している。

市外
 1病院あたりの訪問診療対応可能数は,2016 年から 2024 年にかけて 1.35 倍に増加している。
 2026 年(2016 年の 10 年後の予測)では,平均 23.6 人であったが,2024 年の実際は 24.1 人となった。
 その上で,2029 年(2024 年の5年後予測)では,28.1 人と,2024 年よりも増加している。

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