2026年4月1日号
令和8年3月3日(火),多くのご来賓やお世話になりました実習関連施設,保護者の皆様方のご臨席を仰ぎ,令和7年度卒業式を厳粛に挙行いたしました。卒業生93名(助産学科第17期生20名,看護学科3年課程第24期生73名)は,晴れやかな看護の制服(戴帽姿)に身を包み,一人ひとりが凛とした表情で式に臨みました。
式典は,松井道宣校長から各学科・課程の代表に卒業証書ならびに成績優秀賞および皆勤賞が授与された後,校長式辞では,「専門的な知識や技術はもとより,“看護のこころ”をもって,目の前の患者さんが何を求め,患者さんやそのご家族がどのような不安を感じているのか…それらを肌身で感じ理解し“気づくことができる”助産師,看護師であってほしい」との温かい餞の言葉があり,引続いて,ご来賓を代表して京都府知事様(代理)ならびに京都市長様(代理),実習施設代表として京都岡本記念病院 看護部長 下岡美由紀様からご祝辞をいただきました。下岡様からは,「医療現場の最前線における心構えとして【患者を思いやる人としての優しさ】と【医療従事者としての責任】を大切にしながら頑張ってください」と心温まる激励のお言葉を頂戴しました。卒業生たちは,卒業証書を手に数々の思い出や学友との絆をかみしめながら,これからの人生に大きな夢と希望を抱いて本校を巣立ちました。
卒業生諸君には,今後お世話になります医療関係者の皆様や患者さんをはじめ,多くの方々から信頼され,慕われ,愛される助産師・看護師として社会に大きく貢献してくれることを心から願っています。
助産学科 17 期生 林 実咲
高校生のときに周産期医療の素晴らしさを知り,「助産師になりたい」と強く思ってから約10年。再び学生に戻ることに大きな不安を抱えながら入学しましたが,多くの方々に支えられ,無事に卒業の日を迎えることができました。
この一年は,振り返ると本当にあっという間でした。次々と重なる課題や試験に追われ,心が折れそうになることもありました。それでも,同じ目標をもつ仲間と支え合い,励まし合いながら乗り越えてきました。また,いつでも温かく相談に乗ってくださる先生方の存在が,私にとって大きな支えでした。
授業の中で特に印象に残っているのは,両親学級の運営です。初回は意見がなかなかまとまらず,それぞれに悔しさが残る結果となりました。しかしその経験を糧に,2回目は何度も話し合いを重ね,心から「やり切った」と思える両親学級を実施することができました。仲間とともに成長できたことは,私にとって大きな自信となっています。
実習では,多くの産婦さんや赤ちゃんとの出会いがありました。様々な関わりの中で, 多くの学びや気づきを得ることができました。命の誕生というかけがえのない瞬間に立ち会い,命の尊さを実感するとともに,産婦さんに安心を届けられる助産師でありたいと強く思うようになりました。
この一年で学んだこと,感じたこと,考え続けた時間の中から,私なりの助産観が生まれました。その想いを大切にしながら,これから助産師としてさらに成長していきたいと思います。
最後になりましたが,ご指導くださった先生方,実習で温かく迎えてくださった産婦さんやご家族の皆さま,ともに励まし合い支え合った仲間たち,そしていつも見守り支えてくれた家族に,心から感謝申し上げます。
看護学科3年課程 24 期生 糸山 夏樹
多くの方々の温かいご支援とご指導のもと,無事に卒業の日を迎えることができました。
入学当初,看護師になるという夢を胸に抱きながらも,専門的な知識や技術を学ぶ日々,そして実習への不安に,戸惑いを感じることも少なくありませんでした。
学業や課題に追われる毎日の中で,思うようにいかず,自分の未熟さを痛感したこともありました。そのような中でも,互いに支え合い,ともに学び続けた仲間の存在は,困難を乗り越える大きな力となりました。同じ目標に向かい,悩みや喜びを分かち合った日々は,私たちにとってかけがえのない瞬間です。
実習では多くの患者様と出会い,看護とは何か,人に寄り添うとはどういうことかを,身をもって学ばせていただきました。治療や病気に対する不安と向き合う中で,「ありがとう」,「頑張ってね」と声をかけてくださった患者様の言葉は,今も私たちの心に深く残っており,その温かさが,看護を志す私たちの原動力となりました。
今まで自分を信じ,看護に励むことができたのは,常に私たちに向き合い導いてくださった先生方,ともに困難を乗り越え成長してきた仲間,そして日々支えてくれた家族の存在があったからです。
4月から私たちは,それぞれの場所で新たな一歩を踏み出します。まだ,未熟ではありますが,ここで培った知識と経験,そして看護の心を大切にし,患者様一人ひとりに誠実に向き合える看護師へと成長していきます。