吸入ステロイド薬・pMDI製剤の供給不足にともなうドライパウダー製剤(DPI)使用のお願い

 今般,日本小児科学会より,標記について周知依頼がありましたので,お知らせします。
 本件は,喘息治療において重要な役割を担う吸入ステロイド薬(ICS)の加圧噴霧式定量吸入器(pMDI:エアー剤)について,一部製品の供給不安定および限定出荷が続いていることを受け,切替が可能と判断される症例においてはDPIへの変更,ならびにpMDIを優先的に処方する症例の検討についてご配慮をお願いするものです。

1.ドライパウダー製剤(DPI)への切替・優先検討のお願い

 pMDI製剤(スペーサー使用を含む)の在庫不足を回避するため,十分な吸気流速が得られる学童期以降の患者に対しては,可能な限りドライパウダー製剤(DPI)の処方,または切替をご検討ください。

2.対象となる患者の目安

  • DPIの検討:おおむね6歳以上で,適切な吸入操作(強く速い吸入)が可能と判断される症例。
  • pMDIの優先:乳幼児,吸気流速が十分でない症例,および重症例などでDPIへの切替が困難な症例。

3.吸入指導の再徹底

 製剤を変更する際は,デバイスの操作方法が大きく異なります。患者および保護者の方に対し,改めて適切な吸入方法の指導,およびアドヒアランスの確認をお願いいたします。

2026年5月15日号TOP